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今回は、
表現の仕方、タイトル作りが非常に難しかったのですが、
これも近頃仕事をしながら感じること。
「若手の保育士さんに伝えたい大切な保育観」、に関する話です。
ここでいう若手、というのは年齢ではなく、保育士歴の浅い方、という意味でとらえてください。
特に、
育休などでしばらく離れていたが復帰する方
少しずつ仕事に慣れて軌道に乗ってきた方
にお伝えしたいことです。
後々仕事で大きなストレスに感じること、それを軽減するためにも知っていて欲しい心構えのようなお話です。
自分当てはまるかも・・・。
と思われる方是非最後までご覧ください、少しでも参考になれば幸いです。
保育現場で感じる保育観の違い
今回は、少しもやっとしたタイトルですよね。
現場で仕事をしていて感じるストレスの1つに他の保育者との保育観の違い、があげられます。
保育観と言うのは非常に抽象的です。
我々保育士、園は保育指針の範囲内で自由に(創意工夫をもって)保育をします。
その保育のやり方・好みが保育観です。
保育観は必ずしも全員が同じでなくても構わないかもしれません。
趣味や趣向の違いが人それぞれなのと同じで、保育観も人それぞれで構わないし、それは皆分かっていると思います。
しかし!
それが大きなストレスになりながら仕事しているな、と感じる職員さんもいますし、自分も大きな大きなストレスになって働いている時期もありました。
それが主に、
若手の保育士さん、復帰した保育士さん、に多く見られるな・・・。
そう感じる毎日です。
その保育観の違いのストレスは実はこんなからくり(原因)があり、だからこういう心構えを持ちましょう。
今回はそんな内容となっています。
保育観の違いによって生じるストレス
自分も保育の仕事を始めたばかりの頃はそうでしたが、保育園は今まで経験したことのない世界、独特の世界なんだ、という構えはありました。
だからこそ、早く社会人として、保育士としてのノウハウを身につけたい、仕事を軌道に乗せたい。という思いで一心不乱に精進しました。
若手の保育士さんもおそらく同じ思いで仕事をしている事でしょう。
そのままずーーっと同じ園で働き続ける方もいるでしょうが、
何らかの理由で異動になる。
1度育休などで離れてから復帰する。
そんな方が多いのではないでしょうか?
そして、新規一転仕事を始めた時にじわじわストレスがこみあげてくることになるのです。
保育観の違いによって。
もちろん、そうならない方、むしろ仕事がやりやすい!と感じる方もいるでしょうが、
私自身、そして私のまわりにいる方(いた方)、は大きなストレスを感じていた方が多かったです。
原因は!?
1:若手時代のやり方がこびりついている
先にも記したように、若手の保育士は、早く仕事に慣れよう軌道に乗せようと必死です。
園長の教えに導かれ、先輩方の姿を真似しながら一生懸命馴染もうと、身体にしみこませようとします。
結果、その園では仕事を軌道に乗せることができるでしょう。
しかし!
それが自分の中で良くも悪くもこびりついてしまうのです。
保育と言うのはこういうものだ。
こうでなければいけないんだ。
自然とそう感じるようになってしまうのです。
しかし、
保育観は園ごとに違う、人それぞれ異なります。
結果、他園では、
え!何このやり方・・。
なんでこんな保育してんの・・・。
意味わかんない・・。
こうなってしまうのです。
2:保育がアップデートできていない
昭和の保育、平成の保育、令和の保育、と時代ごとに保育は変わってきています。
それは保育指針の改定や新たな子どもに関する法律の制定などからも明らかです。
また、子育ては、社会事情、社会情勢、あるいは科学の発展によっても細やかに変わっていきます。
我々保育士は日々アップデートしていかなければなりません。
ブランク期間が長ければ長い程、昔のやり方とのギャップも大きくなることでしょう。
保育はアップデートされるものだ、そのアップデートについていかなければいけないんだ。
その意識が希薄であれば、やはり大きなストレスを感じやすくなるでしょう。
若手時代の保育のやり方が保育のすべてだと思い込んでいる。
保育がアップデートできない。
これが保育観の違いで大きなストレスを感じる原因だと思います。
もちろん、中には高い知識、技術、倫理観、そして論理的な考えに導かれた上質な保育観をお持ちの方もいるでしょう。
素晴らしいことです。
でも、それを現場の正解としたいのであれば、きちんと他の先生に理解してもらえるように努力をする必要があるし、少し政治的な力も必要かもしれません。
大切な心構えは?
ここまでのお話で半分説明していますが、保育観は人それぞれ、ということを理解する必要があります。
最初に学んだ保育観はこびりつくものなんだな。ということを自覚することがまず必要です。
じわじわと保育の違和感を感じた時に、その思いがあるとないとではストレスの量・大きさは全く異なるでしょう。
また、
自身の保育観のアップデートをしたいのであれば、まずは保育指針を徹底的に読み込むことが大切です。
保育指針は児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を法的根拠とし、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準は、児童福祉法を法的根拠としているもの。
つまり、保育の根幹をなすものです。
いつの時代でも、保育のやり方の是非は保育指針が基本となります。
さらに、
他の人と保育のやり方で議論する際は、人(相手・園)を非難しないように注意しましょう。
相手の保育観をきちんと受け入れて、話を聞いて、それでもこちらの保育観を正しいと伝えたいのであれば、保育指針などの根拠を持った論理で語るようにしましょう。
人を非難することなく、内容で説くようにしないと、大きな感情のぶつかり合いになるだけで、それは余計なストレスを生み出すだけです。
まとめ
高い志と強い信念をもって仕事にのぞむ。
上質な保育観築き上げる。
それは大変素晴らしいことです。
ただ、その保育観も自身で振り返ってみて、本当に何よりも崇高なものなのか、考えてみる必要があるでしょう。
私自身もそうでした。
最初に学んだものが大いなる正解だと思い込みすぎて、他の現場では苦労しました。
- 人それぞれ保育観は違うんだ
- 保育は日々アップデートされている
- 自分の考えを押し通したい時はまずは相手の話を聞き、人を非難せずに論理で導く
私が、若手の保育士さんに伝えたい大切な保育観、というのはこういうことです。
是非、無駄なストレスを抱えることなく、充実した保育士ライフを共に過ごしていきましょう!