【現役保育士がすすめる】 知育玩具とは? 賢いおもちゃの選び方 

ススメ

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私は現在保育園で働いています。

保育園にはたくさんのおもちゃがあります。

また、保護者の方からよくこんな質問・相談を受けます。

「どんなおもちゃを与えればいいでしょうか?」

「何を考えておもちゃを選んだらいいですか?」

本日は保育士として、

”いいおもちゃとは?”

”適切なおもちゃとは?”

について記していこうと思います。

おもちゃ選びのご参考に是非ともご覧ください。

いいおもちゃとは?

いいおもちゃ、適切なおもちゃとは?

いきなり結論ですね。

本来「おもちゃ」という言葉は「手に持って遊ぶ」という意味、語源があります。

つまり、

子どもが手で触り、持って遊べるおもちゃが、いいおもちゃの結論であり、真髄だと言えるでしょう。

手、指を動かして遊ぶことにより脳を活性化させ、成長を促すことができます。

また、遊びとは本来、自由で、主体的で、創造的な活動です。

手で触れて、自由に遊べる主体的に遊べる創造的に遊べるそんな意識の先にあるおもちゃこそが、よりいいおもちゃ、より適切なおもちゃ、と言えるでしょう。

おもちゃを与える際の注意点

  • 安全面を配慮
  • 子どもが楽しめる大きさか
  • 強制されてないか

おもちゃを与える際に注意したいのは事故。

特に注意したいのは誤飲。食べてしまう事故です。まれに鼻や耳に入れる子もいます。

保育園では乳児クラスには、誤飲の大きさの目安として、トイレットペーパーの芯の穴を通過してしまう玩具は置かないようにしています。

また、おもちゃの安全性について記しているSTマークの表示も注意したほうがいいでしょう。(※日本玩具協会を参照)

面白くて楽しいおもちゃでも、月齢などに留意し、安全面で大きな不安のあるものは与えないようにしましょう。

次に大きさについても考えなければいけません。

子どもにとって、大きいものはワクワクします。

しかし、大きすぎるものは必ずしも適切とは言えません。

もちろん、大きいものがいけない、というわけではありません。

ここで注意したいのは子どもの手の大きさです。

大人目線でのおもちゃと、実際に子どもが使うおもちゃは違います。

大人はどうしても大人目線でのデザインや色合いにひかれてしまいがちです。

しかし、それよりも、子どもの手指の大きさに合うものか、そちらを気にかけてあげましょう。

つまりは、扱いやすさが大事ということです。

扱いにくいと子どもはすぐに飽きてしまいます。

飽きてしまったらせっかくの楽しくて良いおもちゃも台無しですね。

 

好きなものを選ぶ、ということも大切です。

保育園では基本的に、子どもたちが自由に選んで遊べるようにおもちゃを配置しています。

理由は、好きなおもちゃを選んで遊ぶことは、子どもの情緒を安定させ、子どもの集中力を伸ばし、そして何よりも夢中になれるからです。

好きなことに夢中になれるというのは生きる力を育てます。

大人になり、自分で選んで楽しいことを探せる力になります。

そのためには強制されるのではなく、自分で選ぶ、好きなことをする、というのが大事なのです。

 

おもちゃの種類分けと効果

おもちゃにはどういった種類があるのか、を分けてみました。

また、その効果も記してみました。

運動玩具、造形玩具、生活再現玩具、感情移入玩具、技巧玩具、思考玩具

運動玩具・・・三輪車、ストライダー、ボール、フラフープ、なわとび、など

hoikushi otoko

これはとにかく全身を使うので何もかもいいでしょう!他のおもちゃよりも失敗体験が増え、痛い思いもするので危機回避能力が高まる、というのが他よりもいい点でしょうか。もちろん運動機能の向上ストレス発散にも最適です!

 

造形玩具・・・ブロック、積み木、粘土、など

手指を動かす、という点ではこれが1番ではないでしょうか。脳の活性化につながりますね。また、これらは説明書がないおもちゃ、とも言えます。より自由度が高く、創造性にあふれています。

 

生活再現玩具・・・おままごとセット、コスプレ、など

おままごとは「まねる」から始まります。まねるはまなぶ、につながります。言葉の習得人間関係の構築にも役立ち、また、様々な物を手で扱うので、脳の活性化にもいい遊び、おもちゃ、と言えるでしょう。

 

感情移入玩具・・・ぬいぐるみ、フィギュア、など

お世話をすることで、満足感充足感が得られます。また、言葉の習得、想像力、社会性、も養えます。

 

技巧玩具・・・おてだま、けんだま、おはじき、など

使い方によっては、運動玩具と呼べるかもしれないですね。より手、指、に特化しているため、脳の活性化手先の器用さの鍛錬にもなるでしょう。また、昔ながらのものが多いので文化や伝統も学べます。

 

思考玩具・・・パズル系

集中力想像力、また手先の器用さの鍛錬にもなり、脳の活性化につながるでしょう。

全てがこの中に分類されるわけではありません。

例えば、電車遊びは、線路自体はパズルやブロック感覚で組み立て、電車は自身の投影、”早く大きくなりたい!力強く前に進みたい!” という現れ、表現だったりします。

また、おもちゃをそれぞれ融合させ、工夫して遊ぶことでより一層効果は高まるでしょう。

知育玩具(おもちゃ)とは?

知育玩具(おもちゃ)という言葉聞いたことありますか?

知育とは主に、思考力、考察力、判断力といった、知能・知力を伸ばすことを目的とした教育です。

つまり知育玩具とは、これらを養うための玩具、ということになります。

「知育玩具」という言葉は、近年よく使われる言葉になりましたが、個人的には新たなジャンルのおもちゃ、という認識ではなく、より子どもたちに考え、動き、判断をさせることが大切なんだ、それをおもちゃで担いましょう、というメッセージのようにとらえています。

わたしがすすめるのは

私は保護者の方にいいおもちゃをすすめる際には、子どもが好きなおもちゃもしくはブロック、おままごとをすすめることが多いです。

 

子どもが好きなおもちゃをすすめる理由は先に記しましたが、ブロック、おままごとをすすめる理由は、ズバリ知育玩具だからです。

私は知育玩具をおすすめします。

ブロックは正解のないおもちゃです。

手指を使い、自ら考え、時には真似しながら作り上げていく作業は、まさに知育という考えにぴったりです。

またおままごとは行為そのものが、社会をミニチュア化したものです。

その中でたくさん考えて子どもたちは動きます

その必須アイテムである、ままごと道具も、手、指で触り、混ぜたり、配置を考えたり、まさに活動そのものが知育に通じていると考えます。

 

世の中はたくさんのおもちゃであふれています。

私はブロックやおままごをすすめましたが、各々の好み、興味、願いなどもふまえて選ぶといいでしょう。

その際我々大人が、時には大人目線、時には子ども目線になっておもちゃを与えることで、子どもたちはより楽しく賢く成長していけることでしょう。










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