【現役保育士による】できる保育士・できない保育士、その違いは観察力!

保育士

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保育士として、当たり前のことではあるが、究極的に大切なもの。

それは、

子どもと接する上手さ。

 

なぜかあの先生子どもから好かれる。

 

いつも子どもたちが寄って来る。

 

過去にこちらの記事内で、子どもから好かれる先生はこんな先生だ。というのをお話しました。

また、他にも保護者から好かれる先生や、先生から好かれる先生、というテーマで話を進めたこともあります。

好かれる先生、「できる」先生、はそれぞれ理由があります。

そして、「できる」先生には1つの共通点とも思えるものがあります。

 

それは、

 

観察力

 

よく観察している先生は、もれなく「できる」先生になるでしょう。

 

今回は、なぜ「できる」保育士になるためには観察力が重要なのか?、を中心に話を進めていきたいと思います。

興味のある方は是非最後までご覧ください!

 

なぜ、観察力が大事なのか?

対保護者、対先生という点においても観察力を磨くことによってスキルはアップしますが、今回はひとまず「子どもと接する上手さ」(対子ども)という点に重きを置いて話を進めていくことにしましょう。

なぜ観察力を磨くことが子どもと接する上で大切なのでしょうか?

 

それは、

子どもの感情をコントロールしやすくなるからです。

 

子どもの感情をコントロール、と聞くとどこか偉そうで、ちょっと畏怖な感じもしますが、そんなネガティブな意味合いではなく、

子どもの気持ちを理解しやすくなる

、という事です。

 

観察力を磨くと、子どもの気持ちを理解しやすくなる

 

ではなぜ、観察力を磨くと子どもの気持ちを理解しやすくなるのでしょうか?

 

それは、

子どもの癖をより詳しく知ることができ、その原因まで自然と考えるようになるからです

 

子どもも子どもなりに考えて行動しています。

好きなことも、わがままも、いたずらも、反抗も、子どもなりに理由があってやっています。

観察をたくさんすることで、その行動の理由・原因まですぐには分からずとも、自然と考えるようになります。

 

「〇〇くんは、こういうことしてる。◇◇が好きだからだな。」

 

「☆☆ちゃんは怒っている。これは☆☆ちゃんはアレが嫌いだからなんだな、コレをしたいからなんだな。」

 

観察することで、より詳しくその子(の癖や好み)を知ることができ、それは自然とその子の行動の元になっている「今の気持ち」を理解しやすくなる。というわけです。

 

観察力を磨くことで負の連鎖に陥らなくなる

保育士、いや大人というのはどこか頭でっかちになり、かたにはめこもうとしがちです。

確かにかたに上手くはめることができると仕事もスムーズに運びます。

でも、子どもは千差万別。

それにはまらない子も多いでしょう。

はめこむことが当たり前になっていくと、できないことにイラ立ちます。

それがいつしかストレスに感じるようになってしまいます。

そして最終的に子どもと接する際、

「困ったな・・・」

「大変だな・・・」

と重く感じてしまい、より一層コミュニケーションが取りずらくなってしまうのです。

かたにはめこもうとすると、そういった負の連鎖に陥りがちなのです。

しかし、それも子どもの感情をコントロールできる、子どもの気持ちを理解する、のがスムーズにできるようになれば解消していきます。

 

「〇〇ちゃんは今こういった気持ちだから××したがらないんだな」

 

「▲▲ちゃんはこれが好きだからこういう風にアプローチしてみよう」

 

観察力を磨くことによって落ち着いて解決策を考えるようになります。

そして、負の連鎖に陥らなくなるのです。

 

また、こちらが解消されると、子どもの方も重さを感じなくなり、自然と寄ってきたり良好なコミュニケーションを築けるようになるのです。

 

何を観察すればいいの?

では、何を観察すればいいのか、をお話していきましょう。

観察する際のポイントを今風の言葉で表現すると、

 

トリセツ(取扱説明書)

 

です。

 

何に喜び

何に怒り

何が好きで

何が嫌い

 

改めて、これらを意識して観察する。

すると、子どもの表情や、機嫌、行動の意味、が分かるようになります。

 

トリセツが教えてくれるのです。

 

つまり、

子どもの気持ちを理解できるようになるのです。

 

業務マニュアルはたしかにあります。

保育士として差別はよくありません。

 

ですが、

子どもの千差万別の個性に合わせた接し方、子ども個々のトリセツを知ることは、子どもを理解する上でとても大切なことです。

そして、

子どもの気持ちを理解する、が叶うと、子どもの方が先生のことを信頼するようになり、子ども自らこちらの話に耳を傾けてくれるようになります。

 

先ほどの負の連鎖とは逆の正の連鎖が生まれるのです。

 

まとめ

子どもとの接し方に苦労している、困っている、という保育士さんは是非、子どものトリセツをつくろう!といった気持ちで子どもをしっかり観察することをおすすめします。

それをすることで間接的に業務全体もスムーズに運ぶようになりますよ。

また、子どもをしっかり観察すると、子どもの成長にも気づきやすくなり、保育がより一層楽しくなりますよ。

最後に・・前半でも少し触れましたが、今回は対子どもという点で話をすすめましたが、対保護者、対先生でも、同じことが言えます。

何に喜び

何に怒り

何が好きで

何が嫌い

を知ることでコミュニケーションが取りやすくなります。

本当に、接しやすい人間になれるんです。

相手が自分の気持ちに寄り添ってくれているかどうか、理解してくれているかどうか、は大人でも子どもでもコミュニケーションでは最も大切なことです。

 

子どもとの接し方が上手な先生がまぶしく見える。

 

子どもとの接し方で悩んでいる、困っている。

 

そんな時は、まずはしっかり観察しましょう!

 

そして、

自分の頭の中でいいので、トリセツをつくってみましょう!

 

すると、みるみるうちに「できる」ようになり、仕事も楽しくスムーズに運ぶようになります。

 

「できる」先生になるために、しっかりと意識しながら観察する。とっても大事ですよ!

 











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