【現役保育士による】新人保育士要チェック!私が感じた保育常識8選

保育士

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私は現在保育士歴15年くらいの男性保育士です。

今から十数年前に保育士試験を受験し、資格を取得しました。

保育の仕事に従事するようになったのは資格取得の約1年前からです。

どの仕事でも言える話ですが、働き始めはイメージとのギャップ、その業界特有のルールに適応するのに一所懸命でした。

 

そこで!

 

本日は、

私が仕事を始めた時に感じた 保育常識 について記していきたいと思います。

それなりに勉強してから始めた仕事とはいえ、ルールや業務内容に、「なるほど、そうなのか」と感じたり、多少面喰らうこともありました。

今となっては常識と思えることですが、

これから保育業に就かれる新人さんや、保育の仕事にちょっとでも興味のある方。

是非ともご覧いただき、始業の際の参考にしていただければな、と思います。

 

「保育常識」8選

午睡チェック

保育士の資格を取る際に勉強した突然死。

正式名称、「乳幼児突然死症候群(SIDS)」と呼ばれています。

何の予兆も既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気なのですが、

  • 仰向けで寝かせる
  • 母乳で育てる
  • タバコをひかえる

ことで発症率が下がるというデータも出ています。

また、呼吸をしていない乳幼児をいち早く発見し、心肺蘇生措置をとることで死に至るのを防ぐこともできます。

そのために行っているのが午睡チェック。

主に呼吸をしているかの確認となります。

基本的に乳児さんは5分おき、幼児さんは10分おきにやっています。

身体の向きも基本仰向け。

横の場合でも胸がきちんと呼吸しやすい態勢になっているかを確認。

なっていなければなおします。

チェックする際も身体を少しさわり表情なども確認。

それを書類に記していく、という業務です。

また、午睡に関しては、昨今の午睡中の死亡事故を受け、

よりきちんと進めるために午睡中は全灯もしくは1段階暗くする程度にとどめています。

子どもの表情をより正確に確認するための方法です。

保育現場で仕事をしていなければ、午睡中は薄暗く、といったイメージがあるかもしれませんね。

午睡チェックについては別記事でも記していますが、「ここまで細かくやるんだ」と思われる業務内容かもしれません。

 

肘内障(ちゅうないしょう)

ひじの輪状靭帯と橈骨頭がはずれかける、亜脱臼を起こしている状態。

要するに、ひじがはずれている状態です。

これに気を付けなければいけません。

これも保育士の勉強をする前までは、なんとなくでしか分かっていませんでした。

子どもは大人に比べてひじがはずれやすいのです。

ですので、子どもを起こすときに腕を引っ張って起こすのはNGとなります。

身体ごと起こすようにしましょう。

新人の頃、

子どもと接していると必ず言っていいほど、腕を引っ張って引き起こしてしまいそうな場面に出くわします。

子どももわざと腕を伸ばして、引っ張ってもらうような姿勢になるときがあります。

私も、意識をしないと腕を引っ張って起こしてしまいそうになったものですし、子どもの頃そうやって引き起こしてもらったこともあるように記憶しています。

また、

  • 着替えの介助の際に、手をバンザイの姿勢にして上に服を引っ張り上げてはずれてしまう
  • 腕まくりを手伝う際に、腕を引っ張ってしまってはずれる

という事もあるので注意が必要です。

 

アクセサリーNG

結婚指輪以外は基本NGとなります。腕時計も同じくNG。

理由は子どもの事故ケガ防止の為です。

大人目線と子ども目線は違います。思わぬところで当たってしまう、引っかかってしまう。子どもがそれで遊んでしまうこともあります。

また、腕時計は子どもの顔の高さになりやすい。

つまり顔にぶつかりやすいという観点からNGとなります。

仕事中なので厳かなアクセサリーをつける人はいないと思いますが、ちょっとしたものはついついはずし忘れてしまうこともあるので注意しましょう。

 

髪型(長い場合は束ねる)

髪が長い場合は束ねる必要があります。

これは子どもの顔に覆いかぶさったりするのを防ぐ為。

また食事の際、

基本的には三角巾などで頭を覆うことになりますが、食べ物に髪の毛が付着してしまわないように、という点からも必要になります。

特に赤ちゃんをオンブする際に髪を束ねていないと、完全に顔に覆いかぶさってしまう、という事になりかねません。

私は、ほぼほぼ短髪の人生を歩んできたのであまり関係はなかったのですが、そういう事実を聞いて「なるほど・・」と当時は思いましたね。

 

香水NG

子どもにとって不快なにおいになることもある。という観点からNGとなります。

強めのにおいを放つ香水は他の仕事でもNGとなるでしょうが、子ども相手となれば、より一層意識しなければなりません。

大人になると自然とつけてしまう香水類ですが、

大人にとってはそこまで気にならないにおいでも、子どもにとって不快となる可能性があります。

香水類を普段つけている方は注意が必要です。

 

子どもの呼び方(あだ名禁止)

これは多少園によって方針が違うかもしれません。

今や学校でもあだ名が禁止となっているところも珍しくないようです。

保育園でも、きちんと名前で「〇〇くん」、「〇〇ちゃん」、と呼ぶように指導される園もあります。

また、男女問わず「〇〇さん」で統一している園もあるようです。

これは賛否あるかもしれませんが、

ついつい愛称で呼んでしまって注意を受けることもあるので気をつけましょう。

 

赤ちゃんゆすりNG

赤ちゃんをあやす時、寝かしつける時の行為です。

抱っこして、オンブして、身体をゆする・・・。

新人の頃はそういったイメージでした。

しかしゆすり過ぎると脳に悪影響となります。

適度なゆすり方であればいいのですが、最初の頃は適度なあんばいも分かりませんでした。

これもイメージだけでやると失敗することになりそうです。

 

エプロン交換

園やクラスによってエプロンの着用があったりなかったりしますが、そのエプロンも生活の場面で付け替えることがあります。

もちろん衛生面を考えてのことです。

最初の頃は、衛生面は理解していましたが、多少自分の感覚とずれる部分もありました。

まず食事。

通常のエプロンは食事の際には別のエプロンに変えます。これはおやつの時間も同様ですね。

また、園によっては排泄(オムツ替え)の際に交換することも。

特に嘔吐下痢の処理の際は、使い捨ての物に切り替える園がほとんどでしょう。

バタバタするときのエプロン交換は面倒ではありますが必須となります。

また、保育園によってはエプロンを支給されない園、予備分は持参しなきゃいけない園もあります。

思わぬところで汚してしまうことがあるので、常に余分に用意しておく必要があります。

まとめ

今回は、新人さんを見ながら自分の若かりし時(そんなに若くもなかったな・・)と、照らし合わせて記してみました。

もっともっとあるかもしれませんね。

保育の仕事に限らず、仕事にはその世界ならではの常識があります。

イメージと実際の現場とでは乖離があるでしょう。

ちょっとでも就業前の参考になった。

保育園の仕事のちょっとした部分を知ることができて良かった。

そう思ってもらえたら幸いです。

これから保育の仕事に就かれる方、興味を持っている方。

一緒に素敵な保育園を作っていきましょう。どうぞよろしくお願いします!

 










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