【現役保育士による】なぜ乗り物が男の子から好かれるのか その理由

雑記

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本日は、普段とは別の角度からの雑記をお届けします。

題して、なぜ乗り物(のおもちゃ)は男の子から好かれるのか?

好きな遊びやおもちゃは千差万別。

ですが、なんとなく子どもたちを見ていると、

これは男の子に好かれるよな。

これは女の子が好むよな。

といったものがあります。

その代表と言えるのが、

乗り物

今も昔も保育所やおもちゃ売り場では男の子中心に絶大な人気を誇ります。

本日は、乗り物がなぜ、男の子に好かれやすいのか?

その答えを考察し、説明していきたいと思います。

もちろん、乗り物のおもちゃを好む女の子がいても全く問題ないですし、乗り物に興味を示さない男の子が良くない、というわけではありません。

ちょっとした雑学的な扱いで頭の片隅に入れて頂ければこれ幸い。そんな内容でお送りしますので、興味がございましたら最後までご覧ください。

 

なぜ乗り物が男子から好かれるのか

結論を言います。

乗り物のおもちゃ(遊び)は子どもの代償行動であり、模倣遊びで満たされるから

です。

深堀していきましょう。

代償行動

まず代償行動とは、

ある目的・目標が何かしらの障害によって達成できなくなった時、これに代るモノを達成することによって元々の欲求を充足するような行動

という意味です。

 

要するに、代償行動=欲求を満たす行動、というです。

 

ここではつまり、

乗り物遊びは子どもの欲求を満たす遊びになる、ということになります。

 

しかし、これだけでは、なぜ「男子から」なのか説明できていませんね。

 

それは、

乗り物遊びによって充足される子どもの欲求とはどのような欲求か?、を考えることで導き出すことができます。

 

どのような欲求か?

 

「僕も大きくなって力強く前に突き進みたい」という欲求です。

 

子ども目線での乗り物というのは、身近に接することができる、最も大きくて、力強いものです。

そしてそれはビルや建物、固定遊具と違い、まるで自らの意思を持って動いているかのように見えます。

一方で、自分はまだ小さくて自由に力強く前に進むことはできていない。そんな思いでいます。

大きくなりたい、力強く突き進みたい、といった思いが阻止されているかのようです。

それの代償行動が乗り物遊びになるのです。

 

この時点で気づいた方もいらっしゃると思いますが、

 

なぜ、男の子たちに人気があるのか?

 

それは、大きくなって力強く前に突き進みたい気持ちの代償だからです。

 

大きくなりたい!

 

力強くなりたい!!

 

こういった気持ちは「男子」の方があこがれを抱きやすい。というのはなんとなく理解できるのではないでしょうか。

 

模倣遊び

また、

乗り物遊びは模倣遊びの要素もあり、そちらの観点からも少し理由を付け加えることができます。

 

模倣遊びとは、

好きなものの言動を真似る遊び。おままごとなどのごっこ遊びがその代表です。

 

模倣遊びは、子どもの想像力や発想力、社会性や観察力などさまざまな力を養うことができます。

 

乗り物を模倣した遊びも男の子たちを中心に大人気です。

身体を動かす「電車ごっこ」が一般的ですが、よく寝転がってミニカーやプラレールで遊ぶ子を見かけませんか?

あれは「リアル」を追求しているのです。

より近い距離で電車や車目線で遊んでいるのです。

子どもの脳はもはや乗り物の世界に浸っています。

乗り物になりきっている、入りきっています。

そういった意味から模倣遊び、と言えるのです。

 

乗り物になりたい!

 

乗り物の世界に入りたい!!

 

このような欲求から発生している遊びです。

乗り物になりたい!という思い、それは「大きくなって力強く前に突き進みたい!」という思いでもあり、

やはりそれは、男子の方が抱きやすい、というのは想像に難くないでしょう。

 

まとめ

本日は男の子が好きな遊び・おもちゃ、の代表格「乗り物」について、なぜ男子からなのか?、という点を中心に考察、説明してきました。

男の子が大きくて力強いものにあこがれを抱きやすい一方で女の子は「華やかでかわいいもの」にあこがれを抱きやすいようです。

そちらに関しての考察はもう少し自身で深めていき、いつか紹介出来たらな、と思っています。

もちろん、大前提として「遊び」は自由です。

男だから、女だから、ですみ分けるつもりはありません。

女の子でも大きくなって力強く前に突き進みたい。といった気持ちを抱いたっていいでしょう。

男の子が華やかでかわいらしいものに興味を持ってもいいでしょう。

ただ、保育室内で子どもたちの「自由な遊び」を眺めていると、なんとなく傾向というのは出てきます。見えてきます。

そしてその傾向を見たり考えたりするのは純粋に楽しいです。

乗り物遊びに夢中になる子、電車博士、車博士の子どもたちを見ていると、もっともっと大きくなって力強く成長して欲しいな、と素直に感じる今日この頃です。

 

 










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