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毎日子育てお疲れさまです。
本日は、
「甘えさせる」と「甘やかす」の違い、についてお話ししたいと思います。
また、子どものわがままやアピールの適切な対処法についてもお話します。
まずはじめに
「子どもに甘えさせたい!・・・でも甘えさせすぎるとよくないだろうな・・」
「先々のことを考えると厳しく接したほうがいいんじゃないかな?」
こうやって悩んだ経験ありませんか?
1度や2度ならず、毎日のように思い、悩みながら子育てに奮闘中の方も多いと思います。
実は、
子どもは自立と依存(甘え)を繰り返しながら成長していきます。
ずーっと甘えていると、いつしかそれが恥ずかしくなり、不自由さを感じるようになり、やがて自立したくなります。
また、自立することは大きな不安でもあります。
自立して頑張り続けると、いつかまた甘えたくなります。
子どもは、これを繰り返しながら成長していくのです。
なので、
「甘えさせる」、というのは子どもの成長に欠かせないことなのです。
しかし!
「甘えさせる」
を、はき違えて
「甘やかす」
と、子どもはどんどんわがままになり、自立と依存のバランスも崩れていきます。
「甘えさせる」と「甘やかす」は似ているようで違います。
しかし、その違い・・・難しいですよね。
その違いを理解し、適切な対処ができるようになりましょう。
今回の記事はその助けになるような内容になっています。
甘えさせると甘やかすの違いは?
それでは、「甘えさせる」と「甘やかす」の違いについて。
違いは以下の通り。
甘えさせる
- 心に寄り添うこと
- 情緒の安定が目的である
- 子どもができないことを助けてあげること
甘やかす
- 子どもの欲求(主に物的欲求)を言われるがままに聞くこと
- 子どもができることをやってあげること
似ているようで違いますね。
子育てをしていると、このボーダーが分からなくなってしまいます。
バタバタしていたりイライラしていると、分からなくなってしまうのも当然です。
ですので、最も大事なことは、冷静に判断すること。冷静に先を見据える。と言ってもいいでしょう。
これは目先のことを考えた対応なのか?
先を見据えて甘えさせているのか?
冷静に考えることが大切です。
しかし、これだけでは、いまいちピンと来ないですよね。
また、冷静に判断するためには、
ある程度そういった場面、状況を想定しておくほうがいいでしょう。
次項では、子育てでよく遭遇する場面を具体例としてお話していきます。
この場合どう対処すればいいだろうか?
この対応は「甘えさせる」になるのか?
それとも「甘やかし」になるのか?
上記の、「甘えさせる」と「甘やかす」の違いを意識して、一緒に考えながら読み進めていきましょう。
具体例
それではここから具体例をあげながらお話していきます。
おもちゃ買ってパターン
デパートなどのおもちゃ売り場。
今日は買わないと約束してきたはずなのに・・・。
子どもの買って買ってアピールが始まった・・。
こういった経験・・・ありますよね?
考えてみましょう。
今買うとどうなる?
買わないとどうなる?
基本的に、
「買わない」と約束したならば、「買わない」でいいでしょう。
でないと、この先も「約束」の意味が分からなくなってしまいます。
それこそ物的欲求にただ従うだけになってしまうので、甘やかし、になってしまいます。
ここで甘やかすと、これからもずっとせびられる可能性が高くなってしまいます。
よって、ここは我慢をさせる場面だと思います。
しかし!
もう少し状況を深く考えてみると、「買う」という選択がベストの時もあります。
例えば、
そのおもちゃが子どもたちの間ですごい流行っている物。
それを持っていないことで、子どもが仲間内で少し寂しい思いをしてしまうような状況です。
子どもも大人と同じで社会の中で生活しています。
その中で「馴染めない」というのは非常につらいものです。
その状況を想像することができるのであれば、「買ってあげる」、といった選択がベストになります。
なぜならば、
それが子どもの心に寄り添うことになるからです。
そして、
買ってあげたからには、”屈した”、といった表情はせずに、一緒に喜んだり笑ったりしましょう。
「良かったね」などと声をかけ、ポジティブに接するのが良いでしょう。
なぜならば、それが真の心に寄り添う行為になるからです。
- 買うならば、楽しい気持ちで、子どもの気持ちを受け止めてあげて買う
- 買わないなら、今日は買わない約束をした、このあいだ別の物を買った、毎回買えるものではない、と話し毅然とした態度を
抱っこして
お出かけをした際、抱っこばかりではなく歩いてほしい・・・。
こちらも甘えさせる(抱っこする)べきかどうか悩む、子育てでは何度も出くわす場面でしょう。
同じように先を見据えて考えてみます。
まず行きつくのが、
「この先ずっと抱っこちゃんになると困る・・・だから歩かせたい。」
そういった考えです。
厳しいけど、心を鬼にする。
こういった考え。必ずしも間違いではありません。
しかし!
冷静にこう考えてみてはどうでしょうか?
子どもが歩きたいと思うようになるまで待ってみる。だから抱っこする。
大人になれば抱っこしてもらいたいとは思いません。
少なくとも人前では・・・。
それは自尊心・羞恥心があるからです。
大人になるとさすがに人前で抱っこしてもらうのは恥ずかしいですよね。
子どもは、「甘えたい」、「楽をしたい」、という気持ちから抱っこアピールをします。
しかし!
自尊心・羞恥心が芽生えれば次第にそれが嫌になっていくものです。
また、
「歩くのが楽しい」、「抱っこの方が不自由だ」、と感じるようになれば、歩きたくなります。
なので、
子どもが歩く際には、歩く楽しさ、抱っこにはない開放感を感じながら歩けるような言葉がけやアプローチをすればいいのです。
道中、時折しゃがみこんで、子ども目線でいろんな景色を指さして見る。
鼻歌交じりで歩調を合わせて楽しんで歩く。
「しっかり歩けるんだ!お兄(姉)さんになったね~」と褒める。
など・・・・。
抱っこを求めてきたら抱っこをして、歩けるときには歩く楽しさを伝える。
こういう風に考えれば今は抱っこしてもいいのではないのでしょうか?
歩いてほしいから抱っこをしない、と考えなくてもいいのです。
子どもを抱っこして思いっきり愛を育くんでみてはいかがですか?
しかし!
子どもが歩きたがっている、普通に歩こうとしているのに抱っこする、というのはおすすめできません。
なぜならば、
子どもができることをやってあげることになってしまうからです。
つまり、甘やかしになってしまいます。
スマホ
子どものスマホ見せてアピール。
これも甘えさせていいものか(見せていいものか)悩んでしまいますよね。
スマホなどの映像機器の過剰摂取はおすすめできません。
脳や睡眠に悪い影響を及ぼす可能性があるからです。
それに、
「見たい見たい!」を聞くだけでは(物的?)欲求に屈するだけです。
しかし!
ルールを決める。自分たちでルールを決めて守らせる。ということを教えられるなら吉と考えます。
時間を決める。
「これだけ見たらおしまいだよ。」
必ず使う前にお話ししましょう。
ルールを守る。
メリハリをつける。
これは大事なことです。
こういった機会に教えるのはとても良いことです。
また、
スマホを使うことで、お家の仕事がはかどり、その後コミュニケーションを取る時間が確保できる場合も吉。と考えます。
どうしてもお家のことをしなければいけない。
そんな時もあるでしょう。
それならば、
その間だけスマホを利用する。というのは悪いことではありません。
しかし!
用事が終わったらきちんとコミュニケーションを取りましょう。
それがすなわち子どもの心に寄り添うことになります。
コミュニケーションを取る時間を確保するためにスマホを利用する、と考えましょう。
だらだらスマホを使わせて、その後のコミュニケーションも取らない、というやり方では、先々デメリットのほうが大きくなります。
- ルールを決めるなどのメリハリをつけるなら甘やかしにはならない
- 子どもとのコミュニケーション時間確保のためなら甘やかしにはならない
- だらだら使わせるのは甘やかしになる
はけない、着られない
「できない・・・やってやって!」の甘えパターンですね。
靴下がはけない、靴がはけない、洋服が脱げない・・・など・・。
これも毎日のように起こります。
まず、
全くできないことを、自分でやらせるのは✖。
自分でできないのにやらせる、、だと、子どもは、突き放されているように感じます。
心に寄り添ってもらえていません。
全くできないことは、”やってあげる”、でいいでしょう。
やってあげながら、優しく言葉をかけ、少しずつできるように教えてあげましょう。
次に、
ずっとできていたことが最近できなくなったパターン。
これが1番良くあるパターンだと思います。
実はこれ、
甘えたいだけの心の問題です。
優しく見守ってあげることを伝え、ゆっくりと落ち着いた雰囲気をつくりましょう。
次第に自分でやるようになりますが、それでもイライラが募るときは、手伝ってあげてもいいと思います。
なぜならば、
「かまって欲しい!」
「もっと自分と関わって欲しい!」
という、甘えたい思いの間接的なアピールだからです。
手伝ってあげた上で、丁寧に言葉をかわしながら少しずつ自分の力でやることを思い出させてあげましょう。
注意するべきこと
そして、「甘えさせる」、「甘えさせない」、のジャッジの際に、注意すべきことを3つお伝えします。
ことばをつくす
なぜいいのか。いけないのか。
特に我慢させる場面では、子どもながらにもことばをつくしてあげましょう。
感情に訴えかけるだけではなく、
「〇〇だからできないよ。」
と、簡単な理屈をお話してあげましょう。
今すぐ納得はできないかもしれませんが、成長と共に、「いい」、「いけない」、の理屈が分かっていきます。
納得することで、突き放されたわけではなかったんだ。と理解できるようになるのです。
不安・不満の表情を見せない
甘えさせても、甘えさせなかったとしても、
”困ったな・・しんどいな・・”、という表情は出来る限りみせないようにしましょう。
その表情を見せてしまうと、子どもは、
”困らせればいいんだ・・・”
と、なってしまいます。
決断をしたら、その決断に対してポジティブになりましょう。
甘えさせる決断をしたならば、たっぷり甘えさせ、我慢させたなら、毅然とした態度を示しましょう。
断固とした態度も必要
今、楽をしたいならば、甘えさせる方が断然楽です。
子どももすぐにご機嫌、笑顔になります。
しかし、時には断固とした態度をとることも必要です。
子どもにとって我慢をするのはストレスにもなりますが、我慢を全くしないで生きると少しのことでイライラしてしまうようにもなります。
子どもがぐずって、甘えて、わがまま言って・・・辛い場面もあるでしょう。
でも、
ここは断固とした態度を!、という場面も子育てでは必ず訪れます。
お互いに「我慢」が後の成長につながるのです。
まとめ
本日は、「甘えさせる」と「甘やかす」、その違いや対処法をよくある事例と共にお話ししました。
必ずしも「これが正解」という万人共通のものがあるわけではありません。
しかし!
子育てで奮闘していると、メリハリをつけた正解を求めたくなります。
その際には、こちらの記事を今一度ご参考いただければ、と思います。
子どもの甘えやわがままは、親や保護者からの愛情を求めるアピールです。
愛情深く育てる中で、時には厳しく、毅然とした態度を示すことも必要です。
でも、
冷静に先を見据えた中で、上手に甘えを受け止めてあげれば、それは決して甘やかしにはなりませんよ。