【現役保育士による】 伝えたい!絵本の魅力と読み聞かせの効能

ススメ

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みなさん絵本好きですか?

子どもたちと一緒に読んでいますか?

私は保育士歴約10年の男性保育士です。現在も保育園で働いています。

毎日のように子どもたちと絵本を読み、楽しんでいます。

絵本には、たくさんの魅力があります。絵本を読む、一緒に楽しむことで効能もあります。

本日はそんな絵本の魅力や効能をみなさんにお伝えします。

コミュニケーションツールとして最適

絵本をただ楽しむ、ただただ楽しむ。絵本はそれだけでも充分なのです。どんな読み方だってかまいません。

子どもと一緒に楽しむ。

これが大事です。

 

絵本を読んでいると、子どもはいろんな表情をします。いろんな反応を見せます。

それをよく観察し、反応してあげてください。それだけでコミュニケーションが深まります。

「教育」として、「子どものためになる」、ということを考えて絵本を使うことも決して悪いわけではありません。

しかし、もっと敷居を低くしていいのです。

”子どもと楽しむ” ただそれだけの為に絵本を使う。これも素敵な子育てです。

言葉の習得に役立つ

保育士をしていてよく保護者から相談を受けることのひとつに言葉の習得があります。

「うちの子遅いですかね?」

「言葉がなかなか出ないんですよ」

言葉の習得は個人差が大きいので、回答の仕方はケースバイケースとなりますが、「言葉が出てほしい」、という願いからくる相談なので、絵本の読み聞かせをすすめることが多いです。

絵本を通じて、言葉の音に興味を持ち、自ら発してみようというきっかけになるからです。

絵本に出てくる何かを指さし、

「お!お!」

「っぽ!っぽ!」

など、言葉の語尾を一生懸命発しようとする子どもをたくさん見てきました。

子どもは絵本を通じて言葉の面白さ、豊かさを学んでいきます。

言葉の面白さにひかれると、より一層言葉への興味が増し、言葉の習得へとつながっていくのです。

想像(イメージ)力を育む

想像(イメージ)力を育むのにも絵本は効果的です。

絵本の絵って、動かないですよね・・・当たり前ですが・・・。

でも、子どもたちは動かない絵を頭の中で動かすんです

つまり、イメージさせて楽しむんです

何かをイメージする力は、映像メディアなどの受動的なものではなかなか育むことができません。

こういった想像力を育てるのにも絵本は最適です。

観察力が鋭くなる

絵本というのは大人の見方と子どもの見方ではどうも違うようです。

大人はストーリーだけを読んで、「はいおしまい」、となりますが、子どもはそうはなりません。

まず絵本の表紙から始まり、本編に入る前の余白部分に反応する子どももいました。作者の名前や顔写真に興味を持つ子もいました。

本編が始まると、絵の隅々まで見渡して大人が飛ばしてしまうような所にも何かしらの興味を見つけます。もちろん絵本の背表紙まで楽しみます。

そこには、子どもなりの発見がたくさんあり、大人の我々は子どもの観察力のすごさを発見できます

自己肯定感を育む

自己肯定感、少し難しい言葉が出てきましたが、これってすごく大事です。

自分を大切にする気持ちのことですね。

絵本を片手に「読んで」と持ってくる子ども。

膝の上にちょこんと乗って、一緒に読み進めることで、子どもたちの承認欲求が満たされるのです。

「あ、読んでもらえてるんだ」という気持ちが「自分は大切にされているんだ」という考え方、自己肯定につながります。

これは子どもたちが大人になるまでずっと大切になる生きる力となるのです。

好奇心を育む

絵本の世界を想像することで、「楽しい」、「面白い」という気持ちを抱きます。

絵本はそういったポジティブな感情をかき立てる素敵なものです。

絵本の読み聞かせを通じて、今までにない体験、発見をすることで、子ども心は大きく刺激されます。

子どもは様々な関心を持ち、刺激を受けることで、好奇心を育くんでいくのです。

絵本を読んだあとは子どもたちは好奇心と言う名の余韻に浸っています。その好奇心をくすぐることで、より一層子どもたちは学習し、成長していくことができるのです。

心のほっこり貯金になる

みなさん、子どものころによく読んだ、読んでもらった本、大人になっても覚えていたりしませんか?

ある日図書館に行きました。ふと絵本コーナーに目を向けると、子どものころ大好きだった絵本が並んでいる。

なんかそれだけで子どものころを思い出し、ほっこりしませんか?

子ども時代に、たくさんのお気に入りの絵本を見つけることができれば、それが大人になってからのほっこり貯金になります。

子どもの時分にたくさんの絵本と触れ合うことで、大人になってから癒される瞬間をたくさん体験できるようになるのです。

 

まとめ

子どもたちと一緒に絵本を読んでいると、言葉の習得、想像力や観察力の向上など、たくさんのうれしい気づきが待っています。

絵本は、子育てをより豊かで楽しいものにし、もっともっとハッピーになれる大変素敵なアイテムです。

是非とも子どもと一緒に楽しく成長できる、絵本の世界へ旅立ってみてください。

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