【現役保育士が教える】 保育園の1日の流れと仕事内容

保育園

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今日は保育園での1日の生活を保育士目線で紹介していきたいと思います。

保育園の1日ってどんな感じ?

先生の仕事って子どもと触れ合うだけじゃないの?

そんな疑問を抱いた方の参考になれば、と思います。

私は現在も保育園で保育士をしています。

保育士歴は10年くらいですが、内部異動や短期手伝い業務を含めると20園くらいで仕事をしてきました。それらの園での実体験をふまえて1日の流れを紹介していきたいと思います。

私がお世話になった園はほとんどが同じ法人です。また全国には様々な保育園があります。それぞれ園によって違いがある、ということもご承知の上ご覧ください。

開園前にすること

これはほとんどの園で大差ないと思います。掃除、活動準備、引継ぎ内容確認こんなところでしょうか。

掃除

掃除に関しては簡単にささっとやる程度です。

 

活動準備

活動準備は、おもちゃを出したり、テーブルを設置したり、ですね。前日の終わりに準備することもあるのですが、自分の園では基本的に朝やります。

 

引き継ぎ内容確認

引継ぎ内容確認は掲示板や連絡ノートを使って行います。前日の様子や伝達事項を確認します。もちろん、口頭での連絡が望ましい場合は、前日に遅番の先生から連絡を受けることもあります。

午前の活動

続いて午前の活動。朝、まず子どもたちが保護者に連れられやって来ます。ここから本格的な保育園の1日が始まります。

午前の活動、仕事は状態チェック、自由遊び、次の活動の準備、主活動、になります。

 

状態チェック

朝の受け入れ時に状態チェックをします。朝、保護者の方は急いでる事が多いのですが、最低限の確認はします。最低限の確認とは、体調の変化、機嫌の確認、です。ここでいつもとあきらかに違うのであれば詳しく話を聞いてみたり、他の先生と意見交換したりしています。

状態チェック後に、(月齢の上の子たちは)各自でお支度をして自由遊びへと向かいます。

 

自由遊び~次の活動の準備

園によってまちまちですが、先生が少しずつ出勤してきて、子どもも集まりだすと次の活動の準備に入ります。外遊びであれば外用の持ち物、テラスや廊下での運動遊びであればそのレイアウト、朝の会をする園クラスであれば机やイスの設置、午前食がある園クラスであればその準備。また、これらの準備作業は保育士さんよりも保育補助さんが動くことが多いかもしれません。

主活動

1日のメインの活動。設定保育、などと言われています。園庭で遊ぶ、製作活動をする、公園に行く、お散歩をする、などがそれ。また乳児クラスでは午前に寝る子もいます。

先生の仕事は引率、介助になります。月齢によってできることが違うのでやり方も様々です。時には見守り、時には何かを教え、時には一緒に遊ぶ、これが仕事です。

また、近年は主体性保育、というものが大きなテーマとなっています。

子どもに何かをやらせる、のではなく、主体的に子ども自身が選んで活動できるように環境構成をしている園も多くなっています。

お昼にすること

お昼、園の設備や季節によっても違いますが、暑い季節はシャワータイムをもうけているところもあります。シャワー後に昼食ですね。昼食後に午睡、となります。

シャワータイム&着替え

シャワー担当、お着換え担当、シャワー前もしくは終わった後の子どもを見る担当、と分かれています。また、シャワータイムがない園もお昼ご飯前に着換えをすることが多く、月齢によっては介助をする必要があるでしょう。

その後昼食になります。

 

昼食

昼食に関しても月齢によって介助の仕方が変わります。先生が食べる直前まで配膳してから子どもが動き出す、というクラスもあり、また子どもと一緒に準備を始めるクラスもあるでしょう。昼食中は、一緒に食事をしたり、介助に入る先生もいれば、その間、片づけなどの雑用にまわる先生もいます。

昼食後は基本的に午睡(お昼寝)をします。

 

午睡

先生の仕事は寝かしつけ、午睡チェックです。特に午睡チェックは近年、より丁寧にやるようになってきてます。午睡中の身体の向き、顔色、呼吸しているかを5~10分おきに記録している園が多いのではないでしょうか。

また、お昼寝中に先生たちは休憩をまわしたり、連絡帳などの書き物をしたり、掃除、片付け、今後の活動に向けての準備、などを分担してやっています。

午後の活動

午後の活動は、お昼寝明けから始まります。しかし、月齢によってはお昼寝のリズムもまちまち。また、お昼寝が始まって1時間くらいしたら動き出す子もいるので、月齢によってはお昼寝中に静かに遊んだりする子もいます。

お昼寝後の活動はオヤツ、自由遊び、です。

 

オヤツ

オヤツの時間も介助の仕方は変わりませんが、介助の前後でお布団の片づけ~掃除にまわる職員もいます。分担して行っています。

 

そしてオヤツが終わる頃から順次お迎え(降園)となります。先生の仕事はその対応(1日の様子を伝える)と、自由遊びの保育。です。

 

自由遊び

自由遊びは室内の時もあれば、外に出ることもあります。また、その時の状況によっては書類書きや、明日以降の活動準備、に主担任が入ることもあります。

時間と関係なくやる仕事

時間と関係なくやる仕事については、トイレ介助、雑用(掃除)、会議などでしょうか。

トイレ介助

オムツ替え、トイレトレーニング、付き添い(簡単に見守る)、といった仕事。月齢によって変わってきますね。

 

雑用(掃除)

雑用に関しては、今はとにかく消毒作業が増えました。うまく保育スタッフが分担して消毒しています。自分の園では1日に最低2回は同じもの、同じところを拭いています。

 

会議

これは実際に保育園で仕事をしていない方はあまりイメージがわかないかもしれませんが、いろんな場面で会議は行われています。午前中ミーティング(主活動前の担任ミーティング)、月末ミーティング、クラスミーティング、などなど。

子どもが帰ってから

さて、閉園時間を迎え、子どもたち全員帰ったら、保育園の1日は終了、となりますが先生の仕事はこれだけではありません。

基本的な流れは今までの通りですが、子ども相手の仕事、大人が思うほど順調に運びません。雑用、今後の活動の準備、書き物などが残っていることも多いです。もちろん保育園の1日は長く、シフト制で分担して行いますが、まだまだ残業のようなかたちで業務を行うことも多いです。

 

保育園の1日はだいたいこんな感じです。園によって多少の違いはあるでしょうが、他園もこれに近いかな、と思います。また、園長や主任など統括の立場にある先生は業務内容、動きも違ってきます。

さて、イメージどおりでしたか?もちろんこれら全ての仕事を1人でやることはできません。分担して行います。保育園はやはりたくさんの先生によって支えられているんだな、と、改めて感じます。

保育園の仕事、大変な部分もありますが充実感もあります。保育園の1日の流れ、保育士の1日の仕事を気になりこの記事を読んだ方へ。

是非とも一緒に保育園を支える一員になってください

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