【現役保育士が思う】今、保育士が悩み、困っていること

保育園

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私は保育士歴12年の現役の保育士です。

今回は私が感じる、「今」保育士たちが悩み、困っていることを記してみたいと思います。

もちろん各々の園、各々の保育士で感じ方は違うでしょうが、おおむねは同じなのではないか?そう感じています。

改めて、自身で考え、園で考え、場合によっては地域や国でも考え進めていければないいな、と思うことを簡単に記していますので、よろしければ最後までご覧ください。

保育士の悩み・困りごと

書き物が多い

とにかく書き物に追われる日々。それが保育士のストレスとなっているのは間違いありません。

ざっとあげてみると、デイリープログラム、日案、週案、月案、個人記録、日誌、計画書、報告書、会議資料・・・。

もちろんすべてを1人でこなすわけではありませんが、保育士としての業務は当然これだけではないので、大きな負担となっています。

ようやく書き終えた、完成した、すると次の何かが待っている。そんな毎日です。

書き物に関しては今一度見直して、いかにして「無駄」を省くことができるか、が重要な気がします。できる限り簡略化していくことが、この先求められる保育園像でしょう。ICTを活用してスピーディーに作成できるようにするのも大切です。

書き物に関する保育士の負担を減らせれば、もっと大切な部分に力を注ぐことができるようになるでしょう。

 

かみつき

保育園では毎日のようにおとずれるかみつきトラブル。特に2歳前後になると、言葉を出したくても出ない。伝えたくても伝えられない。そういった気持ちからついついかみついてしまう子が多いようです。

保育士としては、子ども同士のけんかも成長の一つとして見守りたい気持ちはあります。ですが、「かみつき」は、痕になってしまうこともあり、傷ついてしまう子が出るのは事実です。やはり、未然に防ぐ必要があります。しかし、あっという間の出来事のためマンツーマンでついてでもいないかぎり中々防ぎきれない、それが現実でしょう。

保育士として、どうしようもないではいけない・・でも防ぐのが難しい・・・。それが「かみつき」です。

私は、もちろんできるかぎり防ぐ努力をしなければいけないとは思います。しかし、それ以上にかみつき後の処置や子どもへのフォロー、保護者への誠意ある謝罪、常日頃からの子ども、保護者とのコミュニケーションを取ることが大切だと思っています。

事後処理、謝罪の仕方、コミュニケーションがしっかりとれているかどうか、が大きなクレームになるかどうかのポイントになると思っています。

 

人間関係

どこの世界でも難しい話かもしれませんが、保育業界もこれで悩み辞める人は非常に多いです。

保育観の違い、性格の不一致、ちょっとした行き違い・・など。各々で一生懸命仕事をしているのですが、立場の違いや求めるものがずれてきてしまい、それがイライラに変わり、きついあたりになってしまう事もあります。

謙虚な姿勢や、相手を尊重する心が大切になりますが、人と人とが生活をし、仕事をする以上「合う、合わない」は必ずあるでしょう。

勇気ある撤退、自分に合った園を探す。というのが1番の解決方法だと思います。

 

 

残業

上記の悩みは「残業」へとつながります。

子どもから目が離せない・・結果、書き物は後回しになってしまう。

人間関係の負担で業務がはかどらなくなる。

コロナ禍で消毒作業が増える。

もちろん効率よくまわせる園や保育士さんもいますが、「残業」という名の負の連鎖を止めきれない園、保育士も多いのではないでしょうか。

 

人手が足りない(配置基準)

保育園、保育士の間では常にテーマとなっている事です。

現在の国の、保育所における保育士の配置基準は、以下のようになっています。

保育する年齢: 保育士の人数

0歳児 :3人につき一人
1~2歳児 :6人につき一人
3歳児: 20人につき一人
4歳児以上: 30人につき一人

この人数が多いか少ないか妥当なのか・・・。

「これじゃあ厳しい」、というのが現場の圧倒的な声です。

個人的には、普通に過ごすうえではこの配置基準は問題ないと思うのですが、やはりイレギュラーな出来事があったときに、「これじゃあ余裕が生まれないな」、というのが正直な気持ちです。

もう少し子ども1人1人と向き合いたい、けどそれができない。それをすると全体が見えなくなり、保育の展開が難しい。こんな思いを抱いている方が多いのではないでしょうか。

園全体で、いい余裕が生まれる配置基準の見直しが望まれる現状です。

しかし、それと同時に、保育士としては配置基準内で上手な保育が展開できるよう、技術的にも、体力的にも、精神的にも高めていかなければならないと思います。

また、それが難しいなら今一度現実の保育を見直し、理想を下げてみたり、無駄を省いてみたり、へんなこだわりがないかを客観的に見ていく必要もあると思います。

 

主体性保育

こちらの記事で私なりに解説している主体性保育ですが、少々悩みながら進めている保育者もいるようです。

自由との違い。

環境構成。

ひっちゃかめっちゃかにならないだろうか・・。

 

子ども自身が考える。

子どもと一緒に考える。

よりも、

大人が決めたものを進めていく方が安心する。という保育者もいるようです。

 

時代の流れ。

と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、子どもの生きる力を育むためには主体性保育、とても大切で、とても効率的な保育スタイルだと思います。

 

最後に

今回は、今私のまわりの保育士が悩み、困っている事について記してみました。統計データをとったわけではないですが、全国の保育士さんが困っている、悩んでいることと相違ないのではないでしょうか。

私自身も解決に向けて、日々思い考えていかなければいけないことですが、なかなか難しいことでもあります。

保育士の仕事。やりがいを感じてやっていますが、大変な部分もあります。

今回の記事で保育士の悩み、困りごとを少しでも知って頂けたら嬉しいです。また、こういった思いを共有することで、保育士さんが、「自分だけではないんだ」、そう思ってもらえると嬉しいですし、少しでもみんなで解決していけたら、さらに嬉しいです。











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