※このサイトはアフィリエイト広告を使用しています
いない、いない・・・ば~!
古典的ではありますが、赤ちゃんをあやす技としてお馴染みですね。
今回はこの「いないいないば~」を少し深掘りしてみたいと思います。
「何を今さら・・・。」
「深堀? そんな深いものないでしょう・・。」
否。
子どもをあやす、だけでも十分な、「いないいないば~」。
いつでもどこでも誰でもできる「いないいないば~」。
素敵な効果があるんです。
いないいないば~、には主に5つの効果があると考えます。
もちろん、赤ちゃんの笑顔を見たい! ただそれだけでもやる価値はあるでしょう。
でも、もっともっと効果・効能があるんです。
子育てにもう一味加えられる効果もあり!
是非最後までご覧ください!
効果
人の顔を覚えられるようになる
いないいないば~、はご存じの通り顔と顔とのご対面です。
赤ちゃんは顔を注視します。
顔以外見ないと言ってもいいでしょう。
それが知らず知らずのうちに人の顔の特徴を学習することになります。
人の顔を覚えることができるようになるんです。
これはまぎれもない成長ですし、生きる上で大切な能力にもなりますね。
人の顔を中々な覚えられない。
大人になるとちょこっと苦労したりしていませんか?
いないいないば~、でその苦労を補えるのです。
ワーキングメモリー(一時記憶)を養う
一時記憶と言われるワーキングメモリーとは、別名作業記憶と言われています。
これは、何か作業をする時に働く脳の活動です。
一時的に記憶し、不要になったら削除していく脳の働きです。
「削除していく」と聞くと、あまり大切な力ではないように感じますが、否!
この脳の働きは、物事を瞬時に判断し、脳内で整理しながら考え行動するのを助けます。
つまり、
要領よく仕事をかたずけることができる能力、と言い換えることができます。
いないいないば~、は人の顔を記憶すると、すぐにその顔が隠されてしまいます。そしてまた顔が現れる。
一時的に記憶して失くして、を繰り返すことが、脳の前頭前野を刺激してワーキングメモリーの発達を促すのです。
コミュニケーション手段として万能
赤ちゃんの笑顔が見たい! ただそれだけでも充分です。
コミュニケーション手段として、「いつでも」、「どこでも」、「誰でもできる」、というのはすごく重宝できますね。
赤ちゃんが笑う。
私も笑う。
みんな笑う。
そういった幸せな空間を作るのにも、いないいないば~、は大変便利で万能です。
表情豊かになる
いないいないば~は、基本「笑顔」ですが、いろんな顔を楽しむことができます。
いろんな笑顔、変顔でコミュニケーションをとることで、子どもはより一層表情豊かになります。
このあいだよりも声を出して笑うようになった!
笑顔がさらにはじけた!
真似をするようになった!
赤ちゃんの笑顔、表情ひとつを切り取っても、その成長を確認することができます。
ちょっとした「待つ」訓練
いないいないば~、の隠れたポイントは「間」です。
顔を隠して出すまでの間が、実は赤ちゃんに「待つ」ということを学習する機会を与えます。
赤ちゃんにとって顔が出てくるのは何よりの喜び。
それを期待して待っています。
それが無意識のうちに「待つ力」を育んでいるのです。
成長過程で大事な子どもの「待つ力」。
生活の場面でも有難い子どもの「待つ力」
いないいないば~でも、ちょっとした訓練ができるのです。
いつからできる?
いないいないば~、は、赤ちゃん時代に楽しむ遊びですが、楽しむためにはある程度の成長も必要です。
目安や開始の注意点を記してみました。
- 子どもの笑顔が見られるようになる(おおむね生後半年くらい)
- 数回やって反応がなければまだ早い
- こちらから笑って声をかけて反応を見る(笑顔を促してみる)
これらがクリアできれば、いないいないば~、を楽しめる月齢まで成長したと考えていいでしょう。
発展させて
いないいないば~、は、もうちょっとだけ発展、深掘りすることができます。
いろんな人とのコミュニケーションを高められる
兄弟はもちろん、保育園の幼児さんに乳児さんをあやしてもらう時に活用することもできます。
「誰でも簡単にできる」が、やはり大きなメリットですね。
いろんな人と楽しむことにより、赤ちゃんは自然といろんな人とのコミュニケーション力を高めることができます。
本やタオルで完全に隠すことでより効果的に
「人の顔を覚える」や「ワーキングメモリーを鍛える」ためのより良い方法として、”顔を完全に隠す”、といったやり方を推奨します。
両手だと完全に隠しきれない部分も、本やタオル、ハンカチなどで隠すといった工夫を施してみましょう。
ほんのちょっとでも隠す部分が増えれば、それだけ隅々まで観察する、記憶する、記憶を整理する、力が養えます。
待つ時間を延ばすのも良い
「待つ訓練」もできる、いないいないば~。
その効果をより高めるためには、少しずつ待つ時間「間」を長くしていくのがおすすめです。
赤ちゃんはその「間」に少しずつ慣れていきます。
慣れることで変わりなく楽しむことができます。
楽しみながら、すなわち無理せずに、「待つ訓練」ができるのです。
まとめ
今回は誰もが知っている赤ちゃんとの遊び。
いない、いない・・・ば~!
を、深掘りしてみました。
アレコレ難しいこと考えずに楽しむのもいいですが、こういった効果・効能があることを意識すると、より一層子育てが楽しくなります。
子育てには、無理せず簡単にできて効果効能もある遊びテクニックが、意外なところに落ちていたりします。