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今回は、子育てで必ず通る道シリーズ(・・・そんなシリーズあったかな?)です。
それは、
「帰りたくない!!!!」です。
公園に行って。
お店に行って。
お友達の家に行って。
帰り際に、・・・帰りたくない!!
子育てにおいて必ず訪れる出来事だと思います。それの適切な対処法になります。
- 毎回毎回同じことの繰り返しで疲れ果ててしまう・・・。
- 子ども相手に怒り散らしてしまう・・。
そんな思いで苦しんでいる方は、是非最後まで読んでいただき、参考になれば幸いです。
基本的な考え方は!?
過去にこちらの記事でもお伝えしていますが、また、これは「帰りたくない」だけに言えることではないのですが、「自分で決める」ということが大切です。
考え方としては「北風と太陽」と一緒なのです。
北風と太陽では歩いている旅人の上着を脱がそうと北風と太陽が勝負をします。
北風はぴゅーぴゅー強風を吹きかけて、力ずくで上着をはぎ取ろうとします。
一方で太陽は、ポカポカ暖めて、自ら上着を脱ぐようにしむけます。
結果、勝ったのは太陽でした。
歩いている旅人の上着を脱がすためには強制的にはぎとるのではなく、自らの意思で脱ぐように促すのが良作でしたね。
「帰りたくない」、と言ってる子にも同じことが言えます。
強制的に帰らせるより、「自分で帰る」と思わせるための行動が吉となります。
ですので、まず基本的な対処法として、子ども自身が「帰る」と言う為にはどうすればいいのか?を考える必要があります。
約束をさせる
自分で決めたことと人から決められたこと、子どもでも自分で決めたことの方が「守らないと」と思うものです。
子どもも子どもなりに自分で決めたルールをやぶるかっこ悪さ、自分で決めた約束を破る理不尽さ、は感覚的に理解しています。
なので、自分で決める(約束させる)、ということが大切です。
「〇〇をすればおしまい」
「あと何をしたら帰る」
こういったルールを決めましょう。
そして、ルールを決めたら、1度落ち着いた状態で目を見て言葉で話し納得させる必要があります。
これ、結構大事なポイントです。
子どもがイヤイヤ言っていて、こちらの声が届いているか分からない状況や、走り回っている状態など、いわば流れの中でわめきちらすように取り付けた約束は、子どもの中ですぐにどっかにいってしまいます。
- 落ち着いた状態で
- 帰る意思を伝え
- 子どもの気持ちを受け止めた(言い分を聞いた)上で
- 子ども自身が「帰る」ための約束を決める(あと何回したら、〇〇になったら等・・)
- もう1度落ち着いて言葉で話し、互いに納得する
こういった流れで進めていくと良いでしょう。
対等に訴えかける
次に紹介するのは、子ども自身が、「そうか、じゃあ帰った方がいいかな」、「仕方ない、帰るか」と思うようになる対応の仕方です。
え!?そんな対応あるの?
それができるなら苦労はしないよ。
そう、お思いになるかもしれませんが、あるのです。
これ、結構盲点になっている簡単な対応なんです。
それは、子ども相手に対等に訴えかける、ということです。
大人の我々が子ども相手でも対等に気持ちをぶつけるのです。
子ども同士が何かをするときに、
「俺は〇〇がしたい」
「私は△△がいい」
「アタイは◇◇じゃなきゃやだ」
「ミーは✕✕がやりたい」
こういった風に意見がぶつかる時があります。
しかし、自然と子どもたち同士で解決し、思ったとおりにならなかった子も、グチグチ言いながら最終的にはそれなりに満足して過ごせています。
子どもは大人相手だからわがままを通そうとするのです。
だから、対等に訴えかける、というのが効果的なのです。
大人の我々も、「これをしたい!」、「これがいい!」、を子どもに伝えましょう。
「ママはお家で〇〇をしたい!だから帰る!」
「パパは帰って△△したいんだ。だからおしまいにするんだ!」
子どもがしたいことがあるのと同じように、大人もしたいことがあると対等に伝えることで、「わがまま」という子どもの特典が使いずらくなります。
相手の気持ちが分かる月齢になればより効果的です。
とにかく切り替えられるものを探す
まだまだ相手の気持ちが理解できるような月齢でなければ、何を言っても効果は出ないかもしれません。
そんな時はとにかく切り替えられるものを探しましょう。以下は簡単な例です。
家に帰ったら素敵なことがある
家に帰ったらこんな素敵なことがある、を楽しそうに伝えてみると良いでしょう。
「食べ物」・・・今日のご飯何かな?おやつは何かな?
「遊び」・・・家帰ったら何して遊ぼうかな?一緒に〇〇したいな~。
「おもちゃ」・・そういえば昨日遊んだおもちゃ、あれもう1回やろうよ。かっこよくブロック組めるところ見たいな。
など。
伝える際は、「楽しそうに」がポイントですね。家に対してポジティブなイメージになるのが理想的です。
帰りの道中楽しめるスポットがある
帰る道中何か楽しめるスポットがあるならば、それを「見に行こう!」、もいいでしょう。
乗り物好きなら、車。
自然が好きなら虫やお花、お池の魚など。
散歩の道中、子どもの興味を引きそうなスポットはチェックしておくこと。
また、行きの道中「帰りにもう1度見にこよっか」と言って、楽しみを残しておくのも良いでしょう。
アイテムに頼る
「じゃあ帰るときにポケットにコレ入れとくから」、とか、「〇〇持ってていいから」、とアイテムに頼るのもいいかもしれませんね。
お気に入りの物を持っていると、子どもはそっちに注意が向き、切り替えやすくなります。
アイテムを渡す際、安全面だけは気を付けましょう。
とにかく、子どもが惹かれる「何か」を提案し、切り替えられるようにするのも1つの手です。
ただし・・・、ここで注意してほしいことが1つあります。
それは、約束はきちんと守る。ということです。
「〇〇があるから」、といった理由で帰ったのに嘘だった、騙された、だと不信感につながり、今後何を言っても聞いてくれなくなります。
コロコロ切り替えて忘れてしまい楽しく過ごせる子であれば大丈夫でしょうが、「大人は約束を破る」、といった印象を子どもに持たせないように注意しましょう。
押してダメなら引いてみろ
切り替えやすくするために、最後に思いっきり120%で一緒に遊んでみるのも効果があります。
それこそ子どもが引くぐらい?
「じゃあ最後に1回遊んでから帰ろっか」
「それならママも一緒にあそぶー」
と言って全力で遊んでみましょう。
最後の1回を聞き伝える際に、こちらが「屈した感」を出すと、ずるずる引きずっていくことがあります。
最後の1回が1番楽しい。
全てを出し尽くす。
くらいの気持ちで遊ぶと案外その後切り替えやすくなります。
まとめ
本日は、子どもが帰りたくない、と言い出した時の対処法をお伝えしました。
誰もが必ず通る道です。
あの手この手で子どもと奮闘するのも後々いい思い出になるかと思います。
しかし、子育てに追われると、気持ちも身体も余裕がなくなってしまいます。
そんな時には、より効果的で、より効率的なものに頼るのも大切なことです。
子どもの気持ちを受け止めつつ、大人の知恵とテクニックを使って、子どもと一緒に「帰りたくない!」問題を解決していきましょう。