【現役保育士による】子どもが自分で選ぶことの大切さ素晴らしさ

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今回は子育て中に意識してもらいたいこと。についてのお話です。

「子どもが選択することの大切さ素晴らしさ」です。

これは、「子どもの生きる力」、になり、「子育てのテクニック」、にもなります。

特に現在、子育てのあらゆる場面で子どもとの言い争い、問答に困っている親御さんには「お得」になる話になりますので、是非最後までご覧いただき参考にしていただければな、と思います。

子ども自身が選ぶ利点

今回の話は子どもに選択させよう。子ども自身に選ばせよう。といった内容です。

こどもが自身で選択することの利点は、大きく2つあります。

  • 生きる力になる
  • 子どもが納得しやすくなる

 

生きる力になる

子どもは大人と比べてあらゆるめんで未熟な生き物です。なので、大人が正しく成長するために導いてあげる必要があります。

基本的に子育てはこの考えでいいと思います。

しかし、あらゆる場面で大人が正解を用意し、子どもはただそれに従っていくだけ、というのは好ましくありません。

なぜならば、そうすることで、子どもは全て誰かが決めてくれるんだ。と思うようになってしまうからです。

子どもは少しずつ自立していきます。成長するたびに自分の中で考えて動かなければなりません。何をすべきか、「選択」せずに生きていくことは不可能です。

そんな中、あらゆる場面でまわりの大人が選択し、子どもに強いていくことは、選択する力を養う機会を奪ってしまうことになります。

子どもの時から生活の中で自分で決める、選択する、といった場面を経験していくことで考える力が養われ、それが生きる力になります。

大人になると当たり前のように選択して生きていますが、子どもの頃から選択する力を養っていくと、より自身で「正しい」と思える道を歩めるようになります。

 

子どもが納得しやすくなる

これは子育てのテクニックにもなることです。

子育て中に、「あれしてほしいな、これはやめてほしいな、でも子どもがいう事聞いてくれない。」

そういったこと、よくありませんか?。

子どもに強いてみると、「あーだこーだ、あーじゃない、こーじゃない、いやだいやだ。」、問答の繰り返しになる。

そういった場面もよくあるでしょう。

そんな時に、自分で選択する、選ばせる、というのが非常に有効になります。

今回は以下の2つの具体例をあげて見ていきます。

 

トイレ行きたくない(オムツを替えたくない)

そろそろオムツを取りたい、トイレトレーニングを進めたい。でも子どもを誘ってみると「いやだいやだ」の連続でいっこうに進まない。

こういった場面もよくあるでしょう。

(※トイレトレーニングについての基本的な考え方は、こちらで記しています。ご参考ください)

また、強引に進めるのは良くないですし、トイレが嫌、という気持ちも尊重しなければなりません。

しかし、オムツの性能が上がっている昨今、その快適性に甘えてしまっている、というのも否定できません。

その際に、子どもにトイレに行く、オムツを替えるという選択をするように誘導してみましょう。

 

トイレ行こう

いやだいやだ。

じゃあトイレで座るのをやめて、オムツだけ替えよう。どっちがいいかな?

・・・

 

 

オムツかえよう。

いやじゃいやじゃ

じゃあ今遊んで、もうちょっとしたら替える? それとも今替える? どっちか決めていいよ。

・・・

 

 

hoikushi onna

オムツかえよう

やーやー

hoikushi onna

このオムツとこのオムツどっちがいいかな? こっちは〇〇の絵が描いてあるね、こっちは△△だね、どっちが好き?

・・・こっち。

hoikushi onna

じゃあこっちにしよう!

 

少しでも子どもが気乗りするような質問内容に変換し、かつ最終的には子どもが選ぶ、ということを経験させます。

そうすることで、子どもにとって目の前のめんどくさくて強制力のあるオムツ替えが、納得できるものに変わっていきます。

こうやってうまく選択を誘導することでスムーズにことが運びやすくなるのです。

 

スマホ(ゲーム)やり続ける

これももう少し大きくなるとよく見られる場面ではないでしょうか?

もちろんスマホやゲームとの付き合い方そのものも考えなければなりませんが、全く「ダメ」というのも難しいでしょう。

しかし、子どもにとってはその気になればいくらでもやり続けることができる「モノ」であることは間違いありません。

ならば、切り上げ時、は必要です・・・・が、そこで子どもとの問答が発生するのも避けられません。

ルール(時間)を決めてやる、というのが理想的で、最終的にはその形にもっていくべきでしょうが、ここでは切り上げ時の「選択」テクニックをお話していきます。

 

そろそろゲームおしまいにしよう

いやだ、まだ遊びたい

じゃああと何分したらやめる?それともいまやめる?

・・・

 

 

そろそろスマホ終わりだよ

いやいや、まだ見たい

じゃあどれ見たい?

これ

じゃあこれ見たらおしまいにする? それとも今おしまいにする?

 

このようにして自分でやめ時を決めさせることで納得しやすくなります。

なぜならばそこには、「強制された」ではなく、「自分で決めた」、ということが発生するからです。

大人でも、人に強制された、やらされた、という事柄には文句の1つ2つ言いたくなります。しかし、自分で決めたことは自分で納得、解消するしかありません。

様々な場面で遭遇する子どもとの問答も、こうやってうまく選択できるような誘導の仕方をすれば子どもは比較的納得しやすくなるでしょう。

 

子どもに決めさせてはいけないこと

とはいえ、子どもにどんなことでも決めさせていい、というわけではありません。

先にも述べましたが、子どもは大人と比べて未熟な生き物です。大人と違って「やってはいけないこと」、の理解はまだ乏しいのです。

ですので、選択させてはいけないこと、大人が断固とした態度を示さなけらばいけない場面もあるのです。

ではそれはどんな事柄、どんな場面でしょうか?

それは、生活面での大きな柱となること、です。命にかかわること、と言い換えてもいいでしょう。

例えば、

<ご飯を食べる食べない>

うまく食べれるように誘導すべきでしょうが、食べるもの、食べる時間、食べ方、全てを子ども自身が決めてしまうと栄養のバランスが崩れかねません。

 

<ここで遊んでいい、遊んではいけない>

うまく適切な場所に誘導できればいいですが、危険を感じる所は子どもは分からないこともあるので、きちんと答えを示しましょう。

 

など・・。

うまく誘導できるに越したことはないですが、子どもの経験から導けない善悪の判断や、上記のような子ども自身の自由な選択が著しく生活、生命にかかわる場合は、きちんと大人がするようにしましょう。

子どもの選択は大切ですが、全てにおいて子どもの選択を優先すると子どもの命や規則正しい生活を脅かしかねないので、その点は注意する必要があります。

まとめ

今回は「子どもが選択することの大切さ」についてお話してきました。

これは、子どもの生きる力を育てますし、今困っている状況を解消するテクニックにもなります。

「どうやって選択させようか」、というのは冷静な判断と日頃からの子どもの観察が大切となりますが、うまく誘導(選択)できた時は、親御さん自身も成長を感じることができる素敵な取り組みとなるので、是非子ども自身の選ぶ力を養い、大切にしましょう!











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