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何のことだ!?
と思いながら開いてくださった方、ありがとうございます。
今回のテーマ
味方の味方は味方作戦
実は、過去に何回か紹介している、自分に慣れない(泣かれる)子どもと仲良くなるためのテクニックになります。
日々、
本当に効果的だなー
と感じるテクになるので改めて単独記事として紹介してみようと思います。
別の保育園にお手伝いに行く。
新しく赴任する。
新たに子どもが入園してくる。
そんな時は必ずと言っていい程、
泣かれます・・・
幼児さんになればそんなことも少ないでしょうが、1歳~2歳くらいだと人見知りの時期とも重なり泣かれることも多いと思います。(男性保育士の方が多いかな)
そこで私が毎回使っているテクが、
味方の味方は味方作戦です。
たまに耳にします。
「敵の敵は味方だ」と。
これは大人の世界の人間関係を攻略するためのテクニックとして有効ですが、それは機会があれば別でお話ししたいと思います。
今回は、
保育士の泣かれる子どもに対する、
「味方の味方は味方だ」といった作戦です。
敵の敵は利害関係上味方になります。
そして、当たり前ですが、味方の味方も味方になるのです。
では、具体的にどんな作戦なのか、具体例を交えながらお話ししましょう。
こんな場面で使います
今日私カイは初めての園にお手伝いに行くことになりました。
入ったクラスは2歳クラス。
まずは、
「子どもたちと遊んでください」、「子どもたちを見ていてください」と頼まれ従事します。
中にはちょこちょこ寄ってきてくれる子もいますが、大泣きで逃げていく子もいます・・・。
今後も訪れる可能性がある保育園。そして、今日1日過ごす保育園です。
全員と仲良くできなくても・・・大泣きだけはなんとか解消したいなーと思っています。
さて、そんな時どうすればいいでしょうか?
声をかけると・・・大泣きされる。
近寄ると・・・逃げていく、大泣きされる。
こんな状況です。
他の先生ももちろんいますが、クラス内のバランスを維持するために、自分も全員とそつなく接することが理想的です。
そんな時に効果を発揮するのが、
味方の味方は味方作戦!
現状、
残念ながら、大泣きする子どもにとって自分は「敵」です。
どこの馬の骨かも分からん、怪獣なのかもしれない、凶悪犯の可能性もある「敵」なのです。
みなさんも町で凶悪犯に声をかけられたら、怪獣に出会ったら、相手が何もしていなくても
ぎゃーーーー
と逃げ出しますよね。大泣きしますよね。
それと同じようなことが起きているのです。
言葉で説明されても、
大丈夫だと言われても、
笑顔を見せられても、
信用できないですよね・・。
それと同じなのです。
そんな時にどうすれば、その凶悪犯が、怪獣が、「実は大丈夫な人なんだ」と理解できるようになるでしょうか?
味方の味方は味方作戦の手順
まず、
ある程度の時間はかかると思います。
すぐには難しいでしょう。
おもちゃをあげても。
お金をあげても。
難しいでしょう。
やる手順は、
- 距離を取る
- 他のお友達と遊ぶ
- 他の大人の人と話す
です。
そして、
この2と3が「味方の味方は味方作戦」なのです。
まずは、
相手(子ども)との距離を取る必要があります。
大泣きする子には無理に近づかない方がいいでしょう。
なぜならば、子どもが冷静さを取り戻せなくなるからです。
先ほどの例をイメージしてもらうと分かると思いますが、凶悪犯や怪獣が「実は良い人」と分かるには、冷静に観察する必要があります。
冷静に情報(噂や態度)を分析する必要があります。
なので、
子どもにもその「間」を与えましょう。
すると、
必ず、遠くからこちらを見てきます。(目が合ったら軽く手を振るくらいはかまいません)
そして、その間、他の友達と遊ぶ、ということに従事しましょう。
泣く子どもにとって私は敵かもしれませんが、保育園で一緒に過ごす子どもは敵ではありません味方です。
2歳くらいであれば「仲良しこよし」といった関係性じゃないかもしれませんが、一緒にお部屋で過ごす仲間ということは分かっています。
そのお友達と楽しそうに遊ぶ姿を見せるのです。
すると、
少しずつ子どもの中で、
「あれ?」
「あの人悪い人じゃないんじゃ・・」
「〇〇ちゃん、すっごい笑ってる」
気持ちの変化が出てきます。
また、
その子が心を許している先生等(できれば親御さん)とも話すことが出来るとより効果的です。
子どもにとって信頼できる大人は道しるべです。
その道しるべが「悪い人ではない」と認めているようだ。
そう子どもに思わせることができるのです。
つまり!
子どもにとって、
味方(お友達や他の先生、パパやママ)
の
味方(カイ先生)
は
味方(大丈夫な人)
となるのです。
まとめ
大泣きする子。
必ずいます。
すぐに解消は出来ません。
子どもを楽しませるテクニックや引き出しをたくさん持っていても無理な場合が多いでしょう。
そんな時には、是非この作戦を使ってみてください。
まずは子どもに冷静になれる「間」を与えましょう。
そして、しっかり観察してもらいましょう。
その時に自身にできることは、その子が心を許している人と思いっきり笑顔でいることです。
これが大泣きする子と仲良くなれる最短ルートです!