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日常の習慣などは、親や大人から教わることが多いですが、そのほとんどがどうやって教わったか覚えていません。
でも、たしかにそれを教えてくれた人はいるのでしょう。
それを今度は我々が子どもたちに教える番です。
日常的に当たり前のようにやっていること。
例えば、
正しい椅子の座り方
上手な歩き方
普通の食べ方
しかし!
これをいざ子どもに言葉で教えようとすると、意外に苦戦します。
正しい、上手、普通、これは大人が会得している感覚的なもののような気がします。
それは必ずしも子どもたちにとって当たり前のことではないのかもしれません。
そこで今回は、
子どもに何かを教える時に大切なこと、というテーマで進めていきたいと思います。
うまく教えるためのコツ、と言い換えてもいいかもしれません。
子ども主体の保育。
子どもが自ら学ぶのが理想。
とは言うものの、子どもに対して何かを教える、というのは必要です。
教える際のポイント・コツを記していきたいと思います。
子どもに何かを教えるのが苦手
今現在上手くいっていない
そんな方は是非最後までお読みください。
まねる
まねる。
というのは、
お手本を見る(見せる)。
ということです。
言葉で伝えることは大切ですが、感覚的なものはお手本を見せるというのが最も手っ取り早く且つ、子どもにとってもいいことなのです。
以前、こちらの記事でもお伝えしましたが、
子どもにとって何かをまねる、というのは脳を活性化させる有効な手段にもなるのです。
「まねる」→「まなぶ」、になるのです。
食事や礼儀などのマナー
遊び方や運動する際の身体の動き
お手本をしっかり見せるようにしましょう。
子どもはまねることによって学習していきます。
「背中」を見せる
こちらも「まねる」から派生するものなのですが、何かを教える際、子どもに対して面と向かって教えようとすると、子どもに緊張感が走ることが有ります。
子どもに何かをやってもらいたい、教えたい! と思った時には子どもにやってほしいことを見せるようにしましょう。
やることは「まねる」と一緒です。
違うのは、子どもに「ほら見なさい」というのではなく、自然と見てもらえるようにする、という点。
当たり前のようにあいさつをする
当たり前のようにかっこよくすわる
当たり前のように楽しそうに食べる
かっこよくブロックを組み立てて喜んでみる
ボールを上手に投げて嬉しそうにしてみる
子どもたちはそんなあなたの背中(姿)を見て育ちます。
その背中を見て、憧れて、まねしてみようとします。
常に「背中」を見せるということを意識して過ごすことも大切です。
一緒に考える
正しいお箸の持ち方は?
普通の座り方って何?
ブロックでロボットを作るには?
かわいく塗るにはどうしたらいい?
くつしたを上手に履くためにはどうしたらいい?
子どもたちに教えたい、そして子どもたちがぶつかるであろう壁です。
これらを大人の経験をもとに伝授するのは正しいことですが、「一緒に考えてみる」というのも大切です。
なぜ、こういった箸の持ち方をするといいのか?
どうしたらおかずがとりやすくなるんだろう?
どういう座り方がかっこいいかな?
なんで、あの座り方ダメなんだろう?
などなど・・・。
子ども目線で一緒に考えて、子どもと考える楽しさを共有しましょう。
すると、考えることで正解にたどり着くことができるんだ、という考えにたどり着くことができます。
それは様々な壁に対して乗り越えるすべを身につけることにもなります。
できない!
というピンチは、ステップアップにつながるチャンスととらえて一度じっくり子どもたちと考えてみる、というのも大切です。
ショートステップ
子どもに何かを教える時には1つずつステップアップしていくのが吉です。
目標は大きくてもかまわないですが、そのために必要なことは段階を踏む方が良いでしょう。
お箸の握り方も、「お箸を持って上手にかっこよく食べる」、という目標がありますが。
1:お箸に興味を持つ
2:お箸を握ってみる
3:お箸を動かしてみる
4:お箸を上手に動かすためには何が大切かを考えてみる
5:お箸で何かをつまんでみる
などなど・・・。
お箸上達の段階は必ずしもこの通りとは限りませんが、ショートステップアップという事を意識して進めると良いでしょう。
そして、段階を踏んだ、クリアした際は必ず褒めること!
やる気を持続させるような言葉がけが有効です。
教えたいことが大きく難しいものでなくても、「なかなか理解してもらえない、できない!」というときには、冷静にミニステップアップを探し、段階を踏んで習得させることが得策です。
冷静になって
教える必要性を感じる時って、イライラしている時だったりしませんか?
子どもがマナー違反をしている。
お行儀が悪い。
ヘタッピ。
なぜ、これができないんだ・・・!!??
まずは一呼吸。
冷静になりましょう。
冷静さを欠くと大目標である「子どもができるようになる」がどんどん遠のいていきます。
なぜならこちらのイライラは、子どもにストレスや緊張を与えるからです。
かたくなることで、柔軟に学習することが困難になります。
基本的なことですが、冷静になる ということが案外我々の盲点となっているようにも感じます。
まとめ
今回は、自らの体験をもとに、
子どもに何かを教える際に大切にすべきポイントをお伝えしました。
困った時には是非参考にしてください。
保育士の我々は毎日のように子どもに何かを教えています。
教えているつもりはなくても、子どもたちは我々を見て常に学んでいます。
まずは冷静になって、時には子どもたちと一緒に考えながら、たくさんまねっこをしてもらって、少しずつステップアップしていきましょう。
子どもにとっての、「できた!!」という喜び。
我々にとっての、教えたことができるようになった時の喜び。
これがピタッとはまった時、子育てがもっともっと楽しくなりますよ!