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これまで勉強法や解答テクを書いてきましたが。
【保育士試験】 短期間で合格できる!効率的な勉強法
【保育士試験解答テク】え!答えが分からなくても問題が解ける!?
今回はもう一歩踏み込んで、困った時限定の、試験当日使える解答テクニックをお伝えします。
今日ここでお伝えするのは、テクニックに走った問題の解き方になります。
ですので、あくまで答えが分からない、という時に使うようにしてください。
答えが分かっている。
知識を持っている。
のであれば正攻法で解きましょう。こちらのテクニックを優先しないほうが賢明です。
・・ですが、もう一押し、もうちょっと、の時には大変役立つ解答テク、攻略法になりますので、是非とも最後までご覧ください。
問題文から考えてみる
保育士の学科試験の問題は、文章理解を問うものがほとんどです。問題文に注目しましょう。
問題文の何に注目するのか?
問題文で注目してほしいのはマスト系の言葉です。
マスト系、というのは、
- ~しなければいけない
- 絶対に
- 必ず
といったフレーズです。
また、そういったフレーズがなくとも、意味合いが限定されてしまうような文章。これに注目してください。
例えば以下の文章において〇か×かを考える問題。
答えは「×」
注目すべきは「すべての」というフレーズです。「すべての」というのは「例外なく」、ともとれます。これはマスト系の言葉と言えます。
答えは「×」
「状況に関わらず~しないようにする。」、は「絶対にしてはいけない」、ともとれます。これもマスト系の言葉と言えます。
保育士試験に限らずですが、出題者として、答えがマスト系になる、というのは勇気がいることです。なぜならば、一切の例外を認めないことになってしまうからです。
ですので、この手のフレーズに注目すると選択肢が絞りやすくなります。
ただし!
問題をたくさん解いてみると、法規則や義務を問う問題では、例外が発生しているように感じます。
特に、虐待や保育事故のニュースを耳にする昨今。保育士としての「義務」や「絶対に」と言える事項を問うてくる可能性はおおいにあると思うので、そちらもご注意ください。
選択肢から考える
これは先に選択肢だけご覧いただきましょう。
1 〇 〇 〇 ✕
2 〇 〇 ✕ 〇
3 〇 ✕ ✕ 〇
4 ✕ 〇 〇 〇
5 ✕ 〇 ✕ 〇
この問題はA~Dにそれぞれ文章が記されていて、その正誤を問う問題です。選択肢のパターンに注目し、解答法を模索していきます。
注目してほしいのは、
- Bは3の選択肢のみ✕
- Dは1の選択肢のみ✕
であること。
もしも、
Bの文章が✕であったら、A、C、Dの文章を読まずして答えが出せてしまいます。答えは3です。
Dの文章が✕であった場合も、同じことが言えます。答えは1です。
他の文章を読まずに正解が出せる問題というのは、いかがなものだろうか?出題者として喜ばしいことでしょうか?
結局この問題、答えは1でも3でもありませんでした。
他の文章を読まずに正解となってしまう選択肢は、間違いである可能性が高いと考えます。
つまりこの問題の場合は1,3が消去され、3択に絞ることができる問題となるのです。3択に絞れれば答えが分からずとも正解を選ぶ確率は上がります。
消去法を確率論から考える
先のブログ記事でも記しましたが、「消去法」は、保育士試験においておおいなる武器となります。
保育士の学科試験は全てマークシート。適当にマークした場合は、
5択であれば20点
4択であれば25点
3択であれば30~35点
2択であれば50点
1択であれば100点
となります。
極論ですが、全て1択問題だったら100点間違いなしとなるんですね。
言い方を変えると、
5択であれば正解する確率20%
4択なら25%
3択なら33%
2択なら50%
1択なら100%
これが確率論から導き出された答えです。
つまり、
選択肢を一つでも消す、絞ることができれば、それだけで点数が上がる(確率が増す)のです。
消去法は、「あとちょっと・・・」、といった時に、一押しとなる可能性が非常に高い解答テクなのです。
間違い探し、あら探しをする
とにかく選択肢を消去していきましょう。その際、上記のテクは大変有効です。また、そのテクを活用するためには、問題をしっかり読むこと、これが大事です。
問題文、選択肢をよく見てよく読んで、間違い探し、あら探しをしましょう。
点数を取るには、
- 正解の確率を上げる
正解の確率を上げるには、
- 選択肢を絞る、消去する
選択肢を絞る、消去するためには、
- 問題文、選択肢の「あら」を探す
文章内、選択肢内に、そういった「あら」を見つけることができ、しっかり消去することができれば上出来です。答えを見つけられずとも、それを見つけることができれば、もう5点、10点点数が上がります!
※令和6年度後期からの変更点
同じ内容は、こちらでもお伝えしています。
令和6年度より、1部出題、解答方法が変更になる旨が発表されました。
詳しくは、一般財団法人全国保育士養成協議会へ。
こちらによると、5択1答の問題以外の問題も出題されるようです。
5つの選択肢から複数を選ぶ、といった形式のようです。
新しい形式なので、どういった問いが出題されるかは分かりませんが、基本的には、消去法は変わらず有効に使えると思っています。
例えば・・・
次の中から「児童虐待」に含まれるものを4つ選びなさい。といった問いが出題されたとします。
A:身体的虐待
B:性的虐待
C:ネグレクト
D:心理的虐待
E:生理的虐待
答えは、A、B、C、Dとなります。
4つ選ぶ。となると大変なような気がしますが、1だけ不正解を選ぶ、と考えればいいのです。
正しいものを消去していき、できる限り2択まで絞る、といった方法論は同じく活用できるのです。
これが3つ選ぶだった場合も、
「これは・・Aは違うぞ・・あとは・・BかCだな・・・どっちかな・・?」
あらさがしをするなどして自分の中で2択まで持っていけばいいのです。
複数選ぶ、といった新たな形式に少しおののいてしまいますが、冷静に考えれば消去法は変わらず有効に活用できるでしょう。
まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、今回のテクニックはあくまでも、答えが分からないときに使ってください。答えが分かる問題はテクに走らず、積極的に正解を選んでください。大切なのはきちんと得点することですから。
しかし、困った時、分からなかった時に、ただ白旗をあげて適当に問題と相対するのは非常にもったいないことです。
問題を解く際の知恵、ヒントとしてこのテクをご活用ください。きっと一押し、二押しとなることでしょう。
保育士試験頑張ってください!
2次試験会場でお待ちしています!幸あれ!