【現役保育士による】成長に欠かせない!子どもの成功体験・失敗体験

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過去にブログ内で、「教えない」ということの大切さを語りました。

子ども自身が体験し、考え導き出すことが子どもの成長に大いに役立つ。

これが理由の1つです。

今の子育て、保育業界で主流となっている(指針にも記されている)「主体的」「主体性」の観点からも、過度に教えすぎず、子ども自身が考え導き出すことは大切だと言えるでしょう。

今回はそれと関連して、

成長に欠かせない!子どもの成功体験・失敗体験

というテーマで記事を進めていきたいと思います。

たくさんの成功体験と失敗体験を積むことで子どもはぐんぐんぐんぐん成長します。

そのためには自力での体験、挑戦をたくさんさせることが大切です。

自分で考えて、自分でやってみる、を当たり前にすることが大事です。

大人の都合で時間的な最適をはかりたいこともありますが、時間をかけてでも「自分で」が大事です。

これが先のブログ、子育てで「教えない」ことが大切な理由の簡単な説明となります。

 

成功体験と失敗体験、積んで積んで積み重ねるべきなんです。

 

今回は、成功体験・失敗体験が子どもの成長には欠かせない理由を中心にお話していきます。

  • 子育て全般で悩んでいる方
  • 「主体性保育」・「主体的な子育て」で困っている方

に是非読んでいただきたい内容となっています。

そして、少しでも参考になれば幸いです。

見守ることが大切

子どもは経験・体験することでさまざまなことを吸収します。

子どもの興味のあることは、大きな危険や法に触れるご迷惑でない限りのびのびとさせてあげたいものです。

また、させてあげるほうが五感を刺激し、感情を揺さぶり、成長にもつながるでしょう。

でも、

大人の我々からすると、

「それをするとあ~なっちゃうんだよな~」

「それはよくない結果を生むんだよな~」

「こうやったほうが効率的なんだよな~」

「こうすべきなんだよな~」

といった思いが生まれます。

大人になると効率重視で生きていく為、そう感じてしまうのは仕方のないことです。

でも、そこでちょっとこらえて、子どもにそのままさせてみる、そのことで生まれる成功体験、失敗体験が子どもの成長には欠かせないものとなります。

 

なぜ、成長に欠かせないものとなるのか?

 

成功体験が育んでくれるもの、失敗体験が教えてくれるもの、2つに分けて紹介・説明していきます。

 

成功体験が育んでくれるもの

自信

たくさんの事を経験・体験することで子どもは成長しますが、強制的にやらせるわけにはいきません。

恐怖心や、大人に対する不信感が生まれてしまいます。

子どもには自らの意思で積極的にチャレンジしてもらいたいものです。

そのためには、挑戦する意欲、「自信」を植え付けるのが最適です。

どんなに小さなことでもいいから成功し、自信がつけばどんどんいろんなことに自力で、積極的にチャレンジしたくなります。

そして、さらにいろんなことを吸収して戻ってきます。

この好循環は、子どもが自信をつけることで生まれます。

自らの力で成功体験を勝ち取った後に生まれる自信、これは子どもがたくさんのことを学習したくなる原動力になるのです。

 

自己肯定感

成功することで自信がつきます。

そしてその自信は自己肯定感にもつながります。

自己肯定感とは「自らの価値や存在意義を肯定できる感情、評価できる気持ち」です。

つまり、自分をもっともっと好きなる能力だとも言えるのです。

成功体験を積み重ねることで、

「自分はこんなこともできるんだ」

「自分てすごいんだ」

「自分て素敵だな」

「自分が好きだな」

こう思える子どもに育つのです。

 

失敗体験が教えてくれるもの

反省力

こういった言葉があるかは分かりませんが、失敗体験が教えてくれるものは「反省力」という言葉に集約されると思います。

失敗なくして成長はありません。

失敗することでよりよい成功体験を積むことができるようになります。

なぜならば、

失敗することで、

  • 何がダメだったか
  • どこがいけなかった

を考えることができるからです。

 

失敗した原因は、

  • 間違ったやり方だったのか
  • そもそも能力が足りていなかったのか

考えることで導き出します。

そして次に同じ失敗をしないように考え・行動することができるようになります。

 

これは大人になってからも大いに役立つことです。

 

しかし!

大人になると子どもの時以上に失敗が怖くなり、失敗できない状況に陥ります。

それが「社会」の厳しさでもあります。

子どもの時から適度な失敗体験を重ねることで、きちんと失敗に対して反省する力を養えます。

失敗した後のモチベーションの保ち方、次への生かし方、これは人から教えられるよりも自ら体験して痛感する方がよっぽど効果があり学習できます。

失敗せずに大きくなると大人になってから身に起こる失敗に心も身体も対処できなくなってしまいます。

失敗から立ち上がれる「反省力」。

これは、子ども時代の失敗体験の積み重ねが教えてくれるのです。

 

過程を褒める

「反省力」

これは失敗体験が教えてくれます。

そして、失敗体験を、よりよく反省力に結び付けるためには、「過程を褒める」といったことが大切です。

失敗体験は時には身体的に痛い思いをしたり、心が折れるような体験の時もあるでしょう・・。

失敗体験を辛い思い出、痛い経験、だけで終わってしまうと自信喪失の可能性があります。

失敗してもチャレンジした過程は褒めるようにしましょう。

褒めることで意欲は失わず、よりよい反省、次に生かせる反省につなげることができます。

 

「主体性」ともつながる

主体性とは、

「自身で考えて行動すること」

です。

誰かが考えて導き出した答えをなぞるのとはちょっと違います。

子どもの行動を予測して危険を排除するのは大切ですが、失敗を排除してはいけません。

誰かがやってくれたことでは、失敗してもその人のせい。です。

成功しても、自力でやった時より達成感はないでしょう。

誰かが考えて導き出した答えをなぞるのでは、成功体験・失敗体験が心に響く体験になりにくいのです。

冒頭でお話した、「教えないことが大切」、とはこういった部分でつながってきます。

教えないこと=子ども自身が考えて行動すること=主体性

これによって、心に響く成功体験・失敗体験が生まれるのです。

 

まとめ

子どもにはたくさんのことを経験して、いろんなことを吸収して大きくなって欲しい!

皆の願いです。

そのためには、たくさんの成功体験・失敗体験を積むことが大切です。

成功体験を積み重ねることで、子どもは自信を深め、自己肯定感を高め、もっともっといろんなことに興味を示し、挑戦意欲が増すでしょう。

失敗体験は成長への近道です。

失敗することで、よりよくするためにはどうすればいいかを考え、自身を高めていくための適切な反省方法を学べます。

これは子どもの時に経験しておくと、失敗を糧にできるように成長します。

そして、そのためには過程をほめるアプローチが大切です。

 

あくまでも子どもの興味、好奇心を大切に、が前提ではありますが、子どもにはいろんな体験をさせると良いでしょう。

そして、自力で何かにチャレンジし、成功と失敗の体験をたくさん積めるようにしましょう。

その成功体験・失敗体験は、子どもが飛躍的に成長する大きな基礎・基盤として蓄えられます。

そしていつしか目を見張る成長を目の当たりにすることができ、子どもも大人も幸せな人生を歩めるようになるのです。

 

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