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生きる力。
抽象的ではありますが、人が生きていく上で最も大切な力です。
ググってみるとこのような意味が出てきました。
大人になって感じること。
子ども時代以上に感じること。
それは、
「苦労」
当たり前と言えば当たり前ですが、すごく重たくしんどいものです。
そして、残念ながらその苦労に押しつぶされてしまう人も少なくありません。
と、
いきなり重たい話でスタートしましたが、
本日のテーマは、
楽しむ力は生きる力!
子ども時代から楽しむ力を身につけましょう。
それは生きる力になりますよ!
というポジティブなテーマです。
大人になって生きるのが辛くなるほどのプレッシャーや苦労を感じても、「楽しい」や「面白い」と感じるものがあれば、それはまぎれもない生きる糧になります。
そんな生きる糧になる「楽しい」を自然と見つけられるようになる力をここでは「楽しむ力」と名付け、それを子ども時代から育成する方法をお伝えしたいと思います。
子どもにはいつまでも楽しい人生をおくってもらいたい。
みんなが強く願うことです。
是非最後までご覧ください!
探索活動が大事
子ども時代に育みたい楽しむ力。
それには探索活動が大事です。
過去にこちらで子どもの好奇心育成に関して記事にしています。
その記事内で、いろんなことを体験する事が大切、と記しました。
子どもにとっては世の中の出来事は新鮮で不思議な出来事ばかり。
不思議な出来事は知的好奇心をくすぐり、人を引き付ける魔法となります。
子どもの知的好奇心をくすぐるには、いろいろな体験、新鮮な体験が大切です。
その「体験」というのは、子どもたちが身の回りの環境の中を自由に探索する、ことで得られます。
あちこち動き回り、五感を通じて刺激を楽しみます。
この刺激こそが「楽しい」に他ならないのです。
実際の保育現場、子育て現場をみてみましょう。
室内で、子どもが十分に動けるスペースがあります。
あちらこちらにいろんなおもちゃ、触って楽しめ物があります。
戸外でも同様です。
広場にはいろんな自然物があります。公園には遊具もあります。
中には、初めての物。なんだろう?と思う物。もあるでしょう。
その中で、基本自由にのびのびと探索させる。ことがとても大切なのです。
なぜならば、
自分で興味を持って触れたもの。その体験は子どもの好奇心を、五感を通して強く刺激するからです。
そこで得られた、楽しい、面白い、という感覚は子どもが能動的に得た感覚です。
能動的。すなわち子ども自ら積極的に得た感覚なのです。
自ら楽しい、面白い、を見つけることができたのです。
楽しい、面白い、というのは快楽であり、それは本能的に人が欲するもの。
つまり、子どもが探索活動で得た楽しい体験は、「もっともっと楽しいことを見つけたい!したい!」と、子どもに思わせることにつながるのです。
これを繰り返すことによって子どもは、
「楽しいことを見つけよう!もっと楽しもう!」
という
「楽しむ力」
を自然と身につけていくのです。
子どもが自由にのびのびと探索する。できる。
子どもが楽しむ力を身につける上で最も大切なことなのです。
探索活動の留意点
待つことが大切
探索活動中はあちこち落ち着きなく動き、全く集中していないように見えることも多々あります。
まるで食い散らかすように遊ぶことも有るでしょう。
室内では、あちこちおもちゃを出しまわり、部屋中散らかることも有るでしょう。
でも、
まずはその探索活動を見守りましょう。待ちましょう。
子どもが「これは!」と思える楽しい活動の発見を待つのです。
子どもは、楽しいことをみつけることができれば次第に集中して遊ぶようになります。
最低限の注意は必要
最低限の注意とは、大きな事故、ケガ、のことです。
子どもは失敗することで成長していきます。
つまり、痛い思いを経験することで成長していくのです。
なので、ある程度のケガは覚悟して過ごす方が子どもの成長にはつながると思います。
しかし、それはある程度の、つまり軽傷で済む話であり、生きていく中で経験する必要のない大きな事故、ケガ、命の危機に関わるものは注意が必要です。
- 子どものレベルには到底そぐわないもの・・・身体能力に合わない遊具、(乳児は)窒息のおそれのある玩具など
- 大事故につながりかねない環境・・・子どもが転落しそうな場所、交通事故の可能性のある場所、など
- 設備の不備・・・安全だと思っていた玩具・遊具が危険な壊れ方をしている、など
- 衛生不良・・・糞や汚物がたくさん落ちている場所、など
自由にのびのびと探索活動をさせるのは大事ですが、大事故、大きなケガにならないように注意することは必要です。
主体性保育との関り
以前、主体性保育に対する考え方をこちらに記しました。
主体性保育とは今の保育業界でテーマとなっている大切な考え方です。
つまり、子育てにも通じる大切な考え方になるのです。
主体性保育とは、
です。
その主体性保育も、子どもの楽しむ力育成に大切な効果があると考えます。
主体性保育の子どもの活動内容は「子ども自らが考えて選んで」がポイントです。
強制的に何かを与える。子どもにとっては与えられる。ではありません。
もちろん、子どもの活動には制限、限界があります。
どこでも行っていいわけではなく、なんでもしていいわけでもありません。
そういった意味では、ある程度の「与えられた」環境にはなってしまうのですが(でないと、安全確保ができなくなっちゃうので)、
その環境内で子どもが選んで考えて行動することが大切で、そうすることで、社会のルールや、良いこと悪いこと、そして何よりも「これは楽しい!」を見つけられるようになるのです。
それは先の探索活動の大切さとも関りがありますね。
こちらが一方的に与える、では子どもが能動的に楽しいものを探し当てていません。
のびのびできる探索活動、自ら楽しいものを見つける行動。
これこそが、子どもが自ら考えて選べるようになる基礎となります。
探索活動は、子どもを自ら考えて選べるように育成してくれます。
探索活動は、子どもが楽しいものを見つけられるように導いてくれます。
だから、
主体性保育は、子どもの楽しむ力の育成にも大きく関わってくるのです。
まとめ
”子どもにとって遊びは仕事”
誰が言ったか分かりませんが、改めて「なるほど」と思います。
きっと偉い人が言ったんでしょう・・・。
仕事である以上は、やらなければいけません。
遊ぶこと。それは楽しいことです。
子どもは遊ぶことで楽しい思いをしています。
つまり、
子どもは「楽しむことが仕事」と言い換えることができるのです。
なぜ、子どもにとって「楽しむことが仕事」なのか?
それは「楽しい」や「面白い」と思うことは、生きる糧になるからです。
「楽しい」や「面白い」は、生きる上で必要なこと。
社会に出ての「仕事」が経済的な生きる糧になるのであれば、「楽しむ力」は精神的な生きる糧になります。
大人になって感じる「苦労」。
これを乗り越えるには生きる糧が必要です。
経済的な生きる糧になる「仕事」は、大人になってからでないとできませんが、精神的な生きる糧は子ども時代から育むことができます。
だから、子どもにとって「楽しむことが仕事」なのです。
そして、
楽しむ力を身につけている人は生きる力のある人だと言えるのです。
楽しいことを自然と探すことができる。
生きる上で欠かせないことです。
これは子ども時代の探索活動や主体的な活動で育成できるのです。