【現役保育士が教える】無理なくすすめるトイレトレーニング攻略法

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子育ては毎日がたたかい!・・・でも子どもの成長はうれしいもの。

子どもの成長過程で必ず訪れる課題

トイレ(パンツ)トレーニング

早くオムツがはずれてほしい。

トイレでできるようになってほしい。

でも現実は・・

トイレに誘おうものなら全力で拒否!

しまいにはオムツ替えも拒否!

いつになったらオムツがとれるんだろう?

このままずっとオムツのままなのかな?

毎日不安になり、くたびれちゃいますよね。

そんな方に是非見てほしい!トイレトレーニングの攻略法です。

このブログを最後まで読んでいただくと、トイレトレーニング、パンツトレーニングについてはもちろんのこと、子育てにおいても気持ちがになり、今までよりも穏やかな世界がそこに待っています。

 

私は保育士歴10年ちょっと。現役の保育士です。1歳~2歳クラスの子を担当したこともあり、トイレトレーニングの相談もよく受けます。リアルタイムでトイレトレーニングを進めている子もいます。その実体験も踏まえながらお話していこうと思います。

1番大事なポイントは?

トイレトレーニングにおける大事なこと。それは!

急がばまわれ です。

スムーズに進めていきたい!・・ならば焦らずにやること。これが実は1番スムーズなんです。

そのためのポイントは、

子どもの心をつかむ!です。

子どもの心をつかんで焦らずに進めていくのが吉となります。

それでは次項からさらに詳しく解説していきます。

心をつかめ

突然ですが、おかしなことを聞きます。

大人はなんでオムツではなくパンツで過ごしているのでしょうか?

そもそもパンツに移行しなければいけない決まりがあるのでしょうか?

 

・・・もちろんありません。、ではなぜなんでしょう?

オムツではなくパンツをはく理由を4つほど考えてみました。

1:オムツのほうがお金がかかるから
2:オムツのほうがゴミが増えるから
3:オムツをはき続けると衛生的によくないから
4:恥ずかしいから

こういった所ではないでしょうか。これを1つずつ子どもの気持ちになって当てはめてみたいと思います。

オムツのほうがお金がかかるのよ。パンツにしようよ。

しらん!

オムツだとゴミが大変なのよ

どうでもいい

ずっとオムツだと衛生的によくないわよ

ちょっとなにいってるかわかんない

こうなります。

1~3は結局大人の都合なんですよね。だから、大人がオムツからパンツに移行しているのは4:恥ずかしいから と考えることができます。恥ずかしい、つまりは自尊心・羞恥心からくるもの、そう思って間違いないでしょう。

人は自尊心が高まり、羞恥心を感じるようになればオムツではなくパンツがよくなります。

この自尊心・羞恥心というのはの問題です。自尊心・羞恥心は子ども時代に、個人差はあれど芽生えてくるものです。だから、子どもの自尊心・羞恥心の芽生えを待てば「オムツはずれ」がスムーズにできるようになるでしょう。

しかし、心の問題でもあるので、それを待たずとも、

子どもの心をつかみ、気持ちを上手にくみ取れば、トイレトレーニングを進めることができます。

 

心をつかめがゴールが近づいてくる

保育園で仕事をしていると、特に苦労しなくても、トイレトレーニング完了!パンツに移行!という子を何人も見てきましたが、共通点がありました。

  • 親御さんが落ち着いて取り組んでいる
  • トイレトレーニングに神経をとがらせていない

という点です。

焦らずに取り組んでいるんですよね。その結果、子どもの心にも余裕ができ、気づいたらトイレを意識するようになります。

つまり、気持ちが乗れば、ゴールのほうが近づいてくるのです。

トレーニングを始める時期、目安

トイレトレーニングを進める時期についても少し考えてみましょう。

気持ちが大事、とお話ししてきましたが、ある程度の目安を意識したほうが無理なく進めます。

トイレトレーニングを開始する目安として私は以下の2点を意識しています。

・言葉の意思疎通ができているか
・おもちゃの片付け方

まず1つ目は、言葉の意思疎通ができているかどうか、です。

トイレトレーニングを始めるにあたり大切なのは、言葉をしっかり話せているか、ではなく、こちらの言ってることが理解できているか、です。

こういった言葉がけをして反応を確かめてみましょう。

「これをやって」

「こうするんだよ」

「これがいいの?」

子どもの反応をみてみましょう? どうですか? うなづいていますか? 言葉の意味伝わっていますか?

伝わっているかな。と思ったら、

「トイレしたい?」

「おしっこ出た?」

も話しかけて反応を見てみましょう。

言葉の意味が理解でき、それに対する正しい反応、つまり意思疎通ができていればトイレトレーニング開始の目安がきた、と判断できます。

次におもちゃの片付け方です。

一見すると、「何を言ってるんだ?」、と思われるかもしれませんが、子ども自身が、”このおもちゃはここに片付ける”、”これはあっちだ”、という片付け場所を理解しているかどうか、これが目安として使えるのです。

というのも、子どもの中で、”おしっこやうんちはトイレでするもの”、というのは、ある程度理解力が必要だからです。

その理解する能力は、”このおもちゃはここで”、”あれはそっちで”、というお片付けの理解で見極めることができるのです。

”どれがどこへ”、というのがまだ分からないうちは、”おしっこはトイレでする”、ということも理解しきれず、気持ちを乗せるのが難しくなるでしょう。

実際のやり方

では、実際のやり方に関して、以下が我々が強く意識しているポイントです。

・トイレに入ったらすごい
・トイレに座ったらアッパレ
・とにかくほめる
・不安をとりのぞく→トイレを楽しい雰囲気に

繰り返しますが、子どもの心をつかむ、これがポイントです。とにかくほめてあげてください。

そして、不安を取り除くことも大切です。

 

トイレが怖い、不安、こう思う子少なくありません。その不安を取り除いてあげましょう。

そのためには、トイレを楽しく、華やかにしてみてください。これはどういった形でもかまいません。

子どもの好きなキャラクター。かわいいトイレグッズ。トイレに入れた、座れた、おしっこが出た、で貼れるシール。など、子どもが楽しんで取り組めそうなことを工夫してみて下さい。

トイレに入れただけでもほめる!

座れたら称賛!

やっぱりポイントは、子どもをその気にさせる、乗せるという気持ちです。

子どもの排せつのリズムをつかもう

子どもがやる気になる!

それだけでも十分な進歩ですが、更なるトイレトレーニング攻略のためのポイントとして大事なのが、子どもの排せつリズムをつかむ、ということです。

子どもの排せつリズムを把握すれば、オシッコがでる直前のタイミングで声をかけ、トイレでの成功につながるでしょう。

成功体験を積み重ねることで、子どもはその後さらに意欲的に取り組めるようになります。

「トイレさん待ってるかな?」

「今日はどのシール貼れるかな?」

「オシッコさん出るかな?」

など、上手な言葉がけをして、適切なタイミングでの排せつを促しましょう。

これが重要!失敗したときの言葉がけ

順調にトイレトレーニングが進むと、パンツへの移行につながるかと思いますが、パンツに移行するとまず1度はおもらし体験をします。

また、パンツはオムツと比べると吸収性が悪いので、当然ズボンまで影響がきて、子どもにとっては不快な思いをすることになるでしょう。

意識の高い子どもは、プライドを大きく傷つけられることに・・・。

ここで重要なのが、言葉がけ、まわりの大人の対応、です。

これを間違うと、その後パンツを嫌がるようになったり、排せつに対して不安な思いを抱くようになってしまいます。

ポイントは、慌てず、騒がず、叱らずです。

やはりここでも子どもの心をつかむ、が大切になります。

羞恥心が芽生えると、おもらし体験は、すごく恥ずかしく感じるものです。なので、とにかく慌てず、騒がないであげてください。

まわりの大人が、落ち着いた対応をしてくれることで、子どもも落ち着きます。

また、決して叱ってはいけません。

おねしょ、おもらしは、子どもが排せつ機能が未熟なために起きてしまう仕方のないことなのです。絶対にもらすな、というのは無理です。

具体的な言葉がけとしては、

ああ、汚しちゃったんだ、大丈夫だよ。じゃあ新しいのに変えようね。

優しい言葉をかけてあげてください。

大人も気持ちが大事

大人が、イライラしてピリピリしていると、子どもにも伝わります。

オムツやパンツのトレーニングは個人差もあり、長丁場になることも実際にはあります。

1度パンツをはきたがるようになったけど、またオムツがいいと言い出した。トイレに行かなくなった。停滞気味になることも珍しくありません。

また、お母さまなどが、トイレトレーニング中に妊娠をして、体調的に気を張るのがしんどくなってきた、ということもよくあります。

どちらの場合でも無理はしなくていいです

結局は気持ちが大事なので、子どもとのコミュニケーションが崩れる可能性があるのであれば、無理して進めるのがかえって遠回りになります。

どうやったら無理なく子どもの心をつかめるかな、とのんびり落ち着いた気持ちで進めるのも決して悪い方法ではありませんよ。

まとめ

トイレトレーニングは、心をつかむことが大事です。それができればスムーズにトイレトレーニング攻略できます!

何が好きかな?

何が楽しいかな?

どうしたら喜ぶかな?

という楽しい気持ちで取り組むこと、これが1番の近道となるでしょう。








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