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今回のテーマは子どもの遊びについて。
特に、
- 子どもがなかなかお友達と遊ぼうとしない
- ずっとひとり遊びばかりしている
そんな悩みをお持ちの方に是非読んでいただきたい記事となっています。
そして、今回お伝えしたいことは、
ひとり遊びの大切さ、その理由
つまり、
ひとり遊びをどんどんさせなさい。
ひとり遊びばっかり? 結構なことじゃないか!
といった内容となっています。
遊びの発展
その前に・・、
まずは子どもの遊びの一般的な発展の仕方についてお話します。
月齢はおおむねな目安ですが、遊び方は月齢によって変わっていきますので、まずはこちらをご覧ください。
見て楽しむ1
0~1歳
いわゆる赤ちゃんの段階の遊びですね。
何かおもちゃに触れてカチャカチャ遊ぶこともありますが、楽しそうなものすべてが刺激的なので、ぼー、っと眺めてる時があります。
しかし、それも充分遊んでる行為なのです。
別名傍観遊びとも言います。
”遊びとは何ぞや?” を本能的に理解していく時期と言えるでしょう。
援助されて遊ぶ
1~2歳
少しづつ扱えるものが増えてきますが、まだ充分に自分で楽しんで遊べる段階ではありません。
まわりにいる人間が一緒に遊ぶことで、遊びの発展へとつながる時期となります。
お手本を見せるようなかたちで一緒に楽しみましょう。
見て楽しむ2
2~3歳
赤ちゃんの時期にも見て楽しむかたちで遊びを習得してきましたが、2~3歳の時期にもまたおとずれます。
この時期は遊びの楽しさを知り、それと同時により魅力的な遊びに惹かれる時期でもあります。
まわりで楽しそうに遊んでいるお友達の近くに行く。でも中に入って交わろうとはしない。そんな行動がよく見られます。
まだ、「お友達と一緒に遊ぶ」、ということに抵抗があったり、「一緒に遊ぶ」 ということじたいが分からない時期なので、無理強いはせず、軽く背中を押す。一緒に遊びに誘う。というアプローチが効果的でしょう。
平行(並行)遊び
3歳
一緒にお友達と遊んでいるように見えて、実はそれぞれが独立して楽しんでいる時期です。
お友達の存在が理解できて、一緒にいることに楽しさを感じています。
でも遊び方は個々で独立している。
大人から見るとちょっと滑稽に見えるかもしれませんが、これも子どもの遊びの成長過程でおとずれる傾向なのです。
あたたかく見守ると良いでしょう。
連合遊び(友達と一緒に遊ぶ)
4~5歳
本格的にお友達と遊ぶのはこのくらいの時期が多いでしょう。
平行遊びと違う点としては、各々で言葉のやり取りなどの交流が見られる点です。
まだ深く関わっているわけではなく相変わらず自分中心ではありますが、確かなお友達との交流でもあります。
また、お友達と交流するがゆえにトラブルも起こりますが、まわりのお友達の遊びをより近くで体感できて遊びの発展にもつながる時期です。
トラブル時は声掛けをしながらも、子ども同士の関りや言葉を交わしあう行為を見守りたい時期です。
協力遊び(ルールのある遊び)
5歳以上
1つの遊びの中で、明確なルールをもうけて遊ぶようになります。
それが運動遊びであったり、おままごとであったりすることが多いです。
また、集団生活をしていると遊びの発達が早い子どもも出てきます。
その子はルールを決めて遊びたい、でもまわりの子はルールを守らない(分からない)。といったことが生じ、よくイライラしている場面も見かけます。
それも子どもにとっての社会勉強なのですが、大人も一緒に教えながら楽しめるといいでしょう。
遊びは成長していくごとに発展していきます。
上記におおむねの月齢での遊び方について記してみました。
子どもの遊び方で成長を確認することもできますし、上手なアプローチで、遊びの発展を促すこともできますね。
ひとり遊びは大切だ
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のテーマは、ひとり遊びの大切さ、になります。
ですので、上記の遊びの中でも、平行遊びまでの期間の遊びについて、のお話となります。
子どもの発達段階で、ひとり遊びは必ずおとずれます。
もちろん ”お友達と遊ぶ” ということも当然出てきますし、大切なことになります。
しかしだからと言って、ひとり遊びが好きな子からひとり遊びを奪う必要は全くありません。ひとり遊びをたくさんさせてしまっても大丈夫です。
ではなぜ、ひとり遊びが大切なのか?、大事にしてほしいのか?
それをこれからお話していきます。
ひとり遊びが大切な理由
それは、生きる力を育てるからです。
”生きる力とはなんぞや?”
もちろん生きるために必要な能力になります。よって幅広く考えることができますが、ひとり遊びで育てることができる生きる力、というのは、
楽しいことを見つける力 です。
楽しいことを見つける力。
大人になってみるとあまり深く考えることはないかもしれませんが、
「楽しく生きること」
それは、何歳になってもどんな状況でも、人生で最も大切なことの1つではないでしょうか。
”楽しむ” ということを見つける力がないと、人生に潤いを与えることが難しくなってしまいます。
だから楽しいことを見つけることはとても大事なのです。
生きる上で大切な技能は、教えることで習得できますが、「楽しむ」、というのはどこか漠然としていて教えることが難しいかと思います。
しかし、それをひとり遊びでは習得することができるのです。
ひとり遊びというのは文字通りひとりで黙々と遊ぶ行為になります。
まわりのお友達に合わせるわけではなく、貪欲に楽しいことを楽しむ行為となります。
それはすなわち、知らず知らずに楽しいことを探す、見つける、という行為をしているのです。
それを日々繰り返すことは、楽しいことを見つける力を育んでいる、ということなのです。
ひとり遊びを充実させるには!?
では、ひとり遊びを充実させるにはどうすればいいのか?
大きくプッシュしたいポイントは、子どもの好奇心を育む、ということです。
(好奇心をテーマにしたお話はこちらの記事でも紹介しています)
生活の中で好奇心を育むことで、子どもはいろんなものに熱中するようになります。
興味を持つ、関心を示すことでそれをもっと知りたくなり、関わってみたくなります。
さらにそこに環境を整えてあげる。
- 乗り物がすきならばそのおもちゃを
- 造形がすきならば、粘土や積み木、ブロックを
- かわいいものやきらびやかなものが好きなら相応のアイテムを
そういったものを近くに置くこと好奇心が刺激され、より遊ぶことに貪欲になります。
あとは月齢別の遊びの発展でも記したアプローチを試みれば、きっちりひとり遊びの時期を充実させることができるでしょう。
まとめ
誰が言ったか分かりませんが、子どもにとって遊びとは仕事のようなもの。
大人になれば仕事は生きていくうえで大切なこと。
子どもにとっては、遊びが生きていくうえでとても大切なものになります。
中でも今回はひとり遊びの大切さ、その理由を中心にお話してみました。
もちろん遊びの発展の中でお友達と遊ぶこともとても大事です。
しかし、だからと言ってひとりで遊ぶことが悪いことではありません。
むしろひとりで遊ぶことはとても大事なことです。
是非とも子どものひとり遊びを充実させ、思う存分生きる力を身につけさせてあげてください!