【現役保育士による】子どもと「上手に遊ぶ」方法とは!?

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子どもは遊ぶことで成長します。その為にはより適切な遊びを提供する必要があります。

過去にこちらの記事で、適切なおもちゃの提供の仕方や、遊びの効能について記してきましたが、今回は子どもと上手に遊ぶ方法について記していきます。

今までは、おもちゃや道具を介しての「遊び」についてでしたが、今回は我々大人が介入する際に意識したい「遊び方」になります。

過去のこちらの記事では「ひとり遊び」についての効能も記していますが、子どもとのコミュニケーションは我々大人にとっても癒しとなり、ひとり遊びに一工夫加えた刺激を与えることができます。

是非とも参考にして頂き、より一層子どもとの遊び上手な大人になってください。

上手な遊び方とは?

多少似通ったテーマもありますが、子どもと遊び上手になるポイントは大きく5つあります。

1:一緒に楽しむ

まず意識しなければいけないのは、「一緒に楽しむ」、ということです。

遊びは子ども中心、子どもの好きなもの、で構いませんが、それを「見て楽しむ」、だけでは、子どもにとっての+αにはなりません。

そこで一緒に楽しむことで、より子どもの遊びへのテンション、情熱が高まります。

例えばブロックなどの創作遊びでは、子どもに教えることもいいですが、みずからかっこいいものをノリノリのテンションでつくることで子どもは一層の興味を持つようになります。なぜならば、そこにはかっこいいものだけでなく、楽しい空間が広がっているからです。

ただ単に見本を見せる、作り方を教えるだけでなく、思いっきり楽しんでいる姿を見せることが大切です。

もちろん、自分が楽しみ過ぎて子どもが置いてけぼりになってしまうのは良くないですが、時にはお友達のようになって遊びを引っ張っていくぐらいの気持ちで楽しむのが得策です。

2:子どもは予測外のことで興奮する

そして、子どもと遊ぶ際に意識してもらいたいことは、「子どもは予測外のことで興奮する」ということです。

大人になれば、あーなって、こーなって、という物事の理論、節理が分かって来ます。また、経験によって「驚く」という機会が残念ながら薄れていきます。

しかし、子どもはそうではありません。今までと違うことが起こる。それを純粋に不思議だと感じ、それが好奇心につながり、興味、ワクワク感へと発展していきます。

赤ちゃんでもそうです。

例えば、古典的な遊び、「いないいないばー」を思い出してみて下さい。

赤ちゃんにとって、ずーっと見てた顔が、突如見たことのない顔に変わっている。予測外のことが起きているためにおかしくなって笑ってしまうのです。

子どもと遊ぶ際は、ちょっと不思議な出来事、子どもにとっての初体験、予測外だな、と思える体験を散りばめてあげると子どもと遊び上手な大人になれます。

3:ダメダメを減らす

子どもと遊んでいると、やってほしくない事、やってはいけない事も出てくるかと思います。

しかし、その際も極力「ダメ」は言わないようにしましょう。

もちろん、子どもの命にかかわるようなこと、法に触れるようなこと、人を大きく傷つけることなど、は断固として止めなければいけませんが、できるかぎりのびのび自由な状況を楽しめるようにすることが大切です。

子どもにとって身体を大きく動かし、時には失敗しながら遊んでいくことはとても大切なことなのです。なぜならば、「経験」によって子どもはいろいろなことを感じ取るからです。

感じ取った結果、楽しいな、痛いな、気持ちいいな、失敗したな、悪かったな、を学習していきます。

はじめから「ダメ」と教え込むと、子どもはどうしてダメなのかを経験から学ぶ機会を失ってしまいます。

子どもと遊ぶ際はのびのび遊べる空間を意識し、できる限りダメというのを失くした接し方が良いでしょう。

4:危険やいたずらと上手に付き合う

子どもは怖いもの知らずです。時には大人の我々が困る「危険」や「いたずら」を積極的にやろうとします。

これは先ほど申し上げたように、子どもは「予測外のことで興奮する」からです。

今まで経験したことのないもの、触らせてもらえなかったもの、はワクワクします。結果「いたずら」が出来上がります。

いたずらを経験して怒られて成長する、というのもそれはそれで良いと思います。

しかし、少々の「いたずら」やちょっとした「危険」は大いに経験させてあげるほうが良いと思います。

もちろんこちらも、命にかかわるもの等はNGですが、「危険」や「いたずら」は子どもにとっての程よい刺激になります。

また、それで失敗することによってより成長を促すことができます。

最初から答えを提示するよりも、その失敗や痛い体験が良い体験となるでしょう。

のびのび遊んで、その中で起こってしまった良くないこと、失敗したことを教えてあげる。一緒に感じ、考えてみる、といったスタンスが大切です。

5:連動させる

遊びは工夫することでより一層効能が得られます。どんな遊びでもそうです。そのためには「連動させていく」ことを意識するのが重要です。

例えばブロックと電車。ブロックで駅やトンネルをつくり電車を走らせる。

双方の良さが子どもの遊びの幅を広げます。

運動遊びでは、徒競走や追いかけっこの中にクイズや謎解き要素を詰め込んだ「色おに」、「かりもの競走」。

お部屋の中では体操と音楽を融合させた「リトミック」。

赤ちゃん時代でも、歩けるようになったらハイハイと歩くのを融合させた「障害物競走」。

など・・、遊びは融合させることでより一層輝いていきます。

子どもの成長に応じて遊びの発展をうまく融合、連動させると子どもの興味や刺激が増し、遊びの効能も高められます。

まとめ

遊びは子どもを成長させます。その中で我々大人がよりよい環境をつくり、より意識的に遊びに向き合うことで、子どもはぐんぐん成長します。

子どもと触れ合う時は上記5つを意識すると良いでしょう。

遊び上手になるためには、子どもの心で一緒に楽しみ、大人の頭で一工夫した向き合い方をすることが得策となります。

子どもとの遊び方、向き合い方に悩んでいる親御さん。子どもとワクワクしながら遊んで、一緒に楽しく成長していきましょう。












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