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子育てにおいて非常にデリケートで難しい課題。
子どもを叱る
叱らずにすむならそうしたい。
誰もがそう思います。
しかし、全く叱らずに育てるというのはかなり困難です。
そして、不安でもあります。
そこで!
本日は子育てにおける、子どもの適切な叱り方。上手な注意の仕方。をテーマにお話していきたいと思います。
「叱る」という行為はついつい我を忘れてしまいがちなので、1度冷静になる思いも込めて是非最後までご覧ください。
子どもの適切な叱り方
目を見て叱る
目は口ほどにものを言う。
誰が言ったか分かりませんが、まさしくその通り。目を見ることで真剣さが伝わるのです。
顔色や表情を子どもは常にうかがっています。
子どもは自分にとって都合が悪いと目をそらそうとします。
怒られていることからの現実逃避です。
とりあえず「ごめんなさい。」と言ってその場を取りつくろうこともあります。
”上手に生きてるな・・・”、と感じる場面ではありますが、”叱る”、”注意する”、という点から考えると、それで良し、というわけにはいきません。
こちらの本気度は、きちんと目を見ることによって伝わります。
目を見ることで、逃げずらくなり、子どもにも緊張が伝わるからです。
効果的に叱る、注意するためには、きちんと目を見るようにしましょう。
気持ちを受け止める
いけないことをして注意をするのは良いことですが、子どもの気持ちを受け止めることも大切です。
なぜいけないのか?
なんで怒られているのか?
子どもは、大人と違って分からないことも多くあります。
子どもがやったよくないこと。
その真意を確かめるためにも、子どもの気持ちはきちんと受け止めましょう。
子どもにとっても、きちんと気持ちを伝え、分かってもらったうえで注意をされた方が、スッキリして事後にも好影響をもたらします。
フォローする
「叱る」という行為はどうしても感情抜きにはできません。
だからこそフォローが大切です。
叱られたことでショックを受ける子もいます。
自尊心を傷つけられた、と思う子もいます。
良い部分を褒め、認め、気持ちを切り替えられるようにしましょう。
気持ちを受け止める、とも似ています。
話を聞いて、少しでも良かったな、と思う部分を持ち上げて、叱りっぱなしにならないようにしましょう。
ママ、パパ、先生が、怖いだけの存在になってしまわないように、フォローすることは必須です。
”こうしてほしかった”、と具体的に伝える
コラ! ダメ! という単純な文言ではなく、もう少し具体的に伝えましょう。
子どもにとって何で叱られているのか分からないと意味がありません。
大人にとっては「分かるでしょ」なことでも、子どもにとってそうとは限りません。
大人目線での考え方を子ども目線へと少し落として、
「こうしてほしかった」
「〇〇したほうがいいんだよ」と具体的に伝えるようにしましょう。
不適切な叱り方
人格否定
人格を否定するような𠮟り方はNGです。
「お前は〇〇なんだ!」
こういった叱り方をすると、子どもは全てにおいて自信を失ってしまいます。
いけないことは行為そのものであるので、人格否定は絶対にせず、いけない行為そのものを叱り、注意するようにしましょう。
感情的になり過ぎる
これも良くないことです。
たしかに一切の感情を捨てて叱ることはできないかもしれません。
感情むき出しになることで伝わるものもあるでしょう。
しかし、感情は時としてこちらの意図してない恐怖を与えることになります。
叱る前に一呼吸、冷静になるよう努めましょう。
今一度考えてみましょう
冷静な時に今1度考えてみてほしいことがあります。
それは、
今目くじらを立てている事柄が、本当にいけないこと、叱ったり、注意すべきことなのかどうか、というです。
子育てに正解と呼べるもの。
それは1つとは限りません。
人によって違います。
保育園によっても方針は違います。
親御さんでも考えが違うでしょう。
例えば、
保育園では、汚れる行為・行動を注意する時もあれば、楽しむ時もあります。
水で遊ぶのを叱ることもあれば、感触を楽しむ場面もあります。
机をたたくのを注意する時もあれば、たたいて音を楽しむ活動をする時もあります。
叱るべきことなのか?
気をそらすべきことなのか?
のびのびさせるべきことなのか?
このイタズラは必ずしもいけないことではないのではないか?
そういったことを冷静な時にこそ考えてみましょう。
子どもの成長に悪影響になる(大けが、大事故につながる)ことは𠮟るべきですが、今目くじらを立てているものの中には、必ずしもそうでない事柄もあるように思います。
全く叱らないのもよくありませんが、
ガミガミ怒らずに気持ちをそらしてみよう!
一緒に楽しんでみよう!
そう思えるものもあると思います。
また、
同じ活動でも、時と場合によって善し悪しが変わる。
社会生活ではそんな場面も出てきます。
なぜいいのか。
なぜいけないのか。
今1度冷静に考え、子どもたちときちんとコミュニケーションを取って、言葉をつくして伝えてあげましょう。
まとめ
「叱る」という行為。子育てには不可欠です。
子どもは大人と違い社会経験が乏しいです。
大惨事になる前に大人が叱って正しい方向に導いてあげることも大事です。
しかし、叱り方は子どもの成長の糧にもなり傷にもなります。
激動の毎日。激動の子育てをおくっているかと思います。
感情を全て捨てて叱ることは難しいでしょう。
だからこそ、叱る前にどういった叱り方が効果的で適切かを理解しておくことが大切です。
それができれば「冷静に努めよう」と思うことで我に返り、正しい叱り方の基本に立ち返ることができます。
上手な叱り方。
それは子どもにとっても大人にとっても笑顔になれる成長に必要な大事なことです。