【現役保育士による】子どものイヤイヤ期の特徴とその対処法 

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子育てで必ず通る道。

イヤイヤ期。

おおむね2歳前後から起こると言われる成長には欠かせない・・でも、対処に苦労する時期。

本日はそんなイヤイヤ期に起こる子どもの出来事を見ていきたいと思います。

また、その対処法についても記していきます。

  • イヤイヤ期の対応に困っている
  • イヤイヤ期はまだ来てないけど、ちょっと不安

そんな思いを抱きながら子育てをされている方にはぴったりの内容となっています。

 

こういうことがよく起こります

なんでもイヤと言う

文字通りのイヤイヤ期ですね。2歳くらいになると自己顕示欲が増してきます。

結果、まわりの言う事に反発するようになります。

なんでもかんでもいつでもどこでも「イヤ」というようになったり、

とにかく拒否反応を示す時期。

 

対処法:基本的に根気よく、も「言葉遊び」を楽しんでみるのも手。

言葉遊びとは、例えば、

「なんでもイヤなら、じゃあおもちゃもしまった方がいいね。」

「この洋服ママが着たほうがいいわね。」

など「イヤ」と言ってしまうと子どもの望む結果にならないような問いかけをすることです。

イヤを逆手にとってみると今度はイヤが「ハイ」に変わったりします。

開き直って遊ぶ感覚でもいいでしょう。

子どももそういったやり取りの中で考える力が養われます

それが新たな成長へとつながります。

根気よく構えるのもいいですが、どうせなら言葉のやり取りを楽しんでみてはどうでしょうか?

”自分で!” が多くなる

じょじょに、”赤ちゃんからお兄さんお姉さんへ”、という意識の高まりが出てきます。

その現象として現れるのは、”なんでも自分でやりたがる”、ということです。

この機会に自分でできるように教えるのも手ですが、まだまだ器用にできない月齢。

まわりの大人とイライラしながらの問答がよく起こります。

 

対処法:見守る、落ち着かせるようにつとめる。が基本対応

自分でできるようになる、というのは成長過程で必要なことです。

できる限り見守るべきでしょう。

しかし、子どものペースに付き合うとなかなかしんどいのも事実です。

そのためにはポイントポイントを手伝えると良いでしょう。・・・・が、

それでも子どもは「自分だけで!」となってしまうので、

子どもが落ち着けるような言葉がけ、冷静にできるような声掛けが大切です。

落ち着くことで、子どももまわりの大人に手伝ってもらうことを容認してくれるようになります。

また、子どもが落ち着くためには、自分が落ち着く。という考えも大事です。

質問をたくさんしてくる

2~3歳時期には「なんで?」「どうして?」が多くなります。

答えても答えても疑問質問の連続です。

決して悪いことではないのですが、応答に困ることもあるでしょう。

 

対処法:根気よく付き合ってあげる。がベスト

子どもの好奇心なので無視するよりもたくさん答えてあげた方が賢く育つでしょう。

もちろん、子どもに分かりやすく子どもの言葉で答えてあげるのは良いことです。

しかし、答えに難しい質問はあえて大人の言葉で伝えてみたり、ふんわりとした回答でも可。

今は子どもの頭の中でぼやっとした答えでもいいのです。

成長して経験を積んで理解していく、気づける、といった体験でいいのです。

子どもの頭で処理しきれないような答えでも、”答えてあげる”、といった行為が大切です。

突然のかんしゃく

イヤイヤ期の特徴。それは気難しい、ということです。

すぐに機嫌が悪くなり、突然かんしゃくを起こすことも有ります。

初めてだったり、なんともないときに起きると大人としてはショックが大きいかもしれません。

しかし、これもイヤイヤ期の代表的な症状と言えるでしょう。

 

対処法:抱きしめてあげると良い

この時期特有のもの。どうしようもないことでも怒ったりします。

これも成長とともに我慢や、解決法を学んでいけます。

今は抱きしめて、とにかく冷静になれるように対処しましょう。

赤ちゃん返り

特に弟妹ができると起こりやすい赤ちゃん返りですが、

これは弟妹ができなくても起こることはあります。

成長とともにできることが増えた。

でも心の底では甘えたい。都合いいときだけ赤ちゃんでいたい。

そんな思いを抱くのもこの時期によく起こることです。

 

対処法:たっぷり甘えさせて構いません

甘えさせ過ぎると子どもが成長しなくなるのでは、と心配される方もいるのですが、

子どもも成長とともに自尊心・羞恥心が育ちます。

自然と赤ちゃんでいることが恥ずかしくなる時期が来るのです。

ですのでそれまではたっぷり甘えさせて愛着、愛情を形成してください。

独り占め

2歳くらいになるとお友達との関りも少し変化してきます。

特に同じくらいか少し下の子と同じ空間で遊んでいると、

これは自分の(おもちゃ)といった「自分だけの物」、独占欲が見えてきます。

おもちゃをたくさん抱えて絶対に誰にも渡さない「独り占め」が出てくるのです。

この頃は、自分のお気に入りのおもちゃは自分の身体の一部のような感覚になるため、

そういった現象がよく見られるようになります。

 

対処法:基本的に成長とともに解決していきますが、声掛けの仕方を変えてみる、のも1つの手

「このおもちゃ見せてあげようか?」

「このおもちゃ素敵だから触ってみたいって」

「かっこいいから見せてあげよう?」

など、「貸す」を「見せる」などに変換してみるとうまくいくケースがあります。

この頃の子どもは気分屋さんでもあるので、さっきまであんなにこだわっていたものが、

コロっと貸しても大丈夫なものになることは多々あります。

お世話をしたくなる

自分より年下の子を見かけると、お世話を焼きたくなる子が増えてきます。

これはこの時期に見られるとても素敵な成長なので、まずは喜んでください。

ただその中で、自分のことがそっちのけになったり、

お世話焼きが強引で、年下の子が危なくなったりすることがあるのも事実です。

 

対処法:簡単な「お手伝い」を頼む、役割を与える

大人の方で ”これやってあげたら?” と簡単なお世話を提案、

もしくは役割のようなかたちでお手伝いを与えてみるといいでしょう。

「いいこいいこしてあげて」

「じゃあ〇〇持ってきて、渡してあげて」

「優しくふいてあげて」

子どもは嬉しいそうにお兄さん、お姉さんしてくれますよ。

ですが、この成長・出来事は大変喜ばしいことなので、

基本的には温かく見守り、危ないことがないようにフォローする、が大切になります。

わがままになる

とにかく言う事を聞かない。やりたいようにやらせないと怒る、泣く。

わがままが出てくるのもこの時期の特徴です。

 

対処法:危険行為は徹底すべきですが、うまく妥協点をみつける。が得策

ケースバイケースですが、ある程度のびのびさせること、これも大事です。

こちらがダメダメ言ってると反発したがる時期でもあるので、

気持ちを尊重させ、気持ちを消化させると冷静になれ、こちらの言い分を聞いてくれることも。

危険行為であったり、あまりに度が過ぎている場合は、

心を鬼にしてシャットアウトするべきでしょう。

乱暴になる

かんしゃくからつながることが多く、

またかんしゃくまではいかずともすぐに叩いたりするようになるのもこの時期に見られます。

子どもにとって気持ちの整理がつかず、その方法が分からずにあたりちらしている状況です。

 

対処法:気持ちを丁寧に言葉で伝える

言葉の意味がじょじょに伝わる時期でもあるので、

何が危険か、何がいけないのか、相手やまわりの人はどんな思いになるのかを、

冷静に、子どもの目を見て、真剣な顔で伝えましょう。

すぐには分からなくても、繰り返し丁寧に伝えることが大切です。

じょじょに子どもの中で、あたりちらすことで、

誰かが痛い思いをしたり悲しい思いをすることに気づけるようになるでしょう。

まとめ

子どもの成長は個人差がありますが、

「まだまだうちの子は赤ちゃんっぽいな」と思っていたら、

急にイヤイヤ期特有の変化を見せたり、

「お兄さんになってきたな」と思ったら急に赤ちゃんっぽくなったり、

大人を困らせる「気分屋」になるのがイヤイヤ期の特徴です。

経験とともに解消していくものでもあるので、

温かく見守り、気分を尊重させることも大事な時期でしょう。

しかし、ある程度の予備知識と対処法を身につけておくはとても有効です。

なぜならばそういった心構えのあるなしで、適切な判断対処ができるようになるからです。

イヤイヤ期は子どもの成長には欠かせないもの。

子育てのストレス軽減のために1つでもご参考いただければ幸いです。










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